テーマ:楽器

「楽器の音域・音質・奏法」

トム・ゲルー,ディヴ・ブラック著/元井夏彦訳/八木澤教司監修(ヤマハミュージックメディア/2016.8) エッセンシャル・ディクショナリー シリーズで、前巻は「楽典 楽譜の書き方」(2015.4)だった。 http://zauberfloete.at.webry.info/201505/article_2.html 主な対象者は作…
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バッハ:ブランデンブルク協奏曲第2番

バロック時代、クラリーノ(高次倍音で旋律を演奏するパート)奏者のために書かれた超高音域のトランペット・パートは、現代ではピッコロトランペットで演奏されるが、その時代のトランペットの管長はピッコロトランペットの約4倍もあったという。その演奏にはかなりの難易度の高さが要求されたと想像されるが、現代のピッコロトランペットも難しいことに変わ…
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ららら♪クラシック(楽器特集:ファゴット)

録画しておいた「ららら♪クラシック」を観た。今回は楽器特集「ファゴット~低音の逆襲~」。 http://www.nhk.or.jp/lalala/archive.html 水谷、吉田、岡本、長各氏という豪華ゲストによる演奏も素晴らしかったが、ファゴットという馴染みのない楽器(「暗くて地味」「目立たない」というのはやはり世間一般的なフ…
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オーボエの断面写真

自分の身体の中を見たことがある人は少ないと思うが、楽器の内部を見たことがある人もそう多くはないだろう。YAMAHA WIND STREAM で、オーボエの断面写真が公開されている。 オーボエの内径は細い、ということは頭では知っており、断面図は見たことがあったが、 http://www.yamaha.co.jp/plus/oboe…
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また楽器トラブル

先日の本番前日の練習の時、楽器を組み立てようとしてうっかり手を滑らせてダブルジョイントを床に落下させてしまった。椅子の上で組み立てようとして手前に置き過ぎたのが敗因。そのためU字管キャップの下部/底が凹んでしまう。まったく不注意以外の何物でもない・・・。音には直接影響はないとはいえ、かなりの精神的ダメージを受ける。 さらに本番終了後、…
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ツィンク

先日のバッハ:カンタータの演奏会当日、休憩後後半のプログラムが始まる前、出番を待っている時、たまたま隣にいらっしゃったエキストラのトランペット奏者の方が見慣れない棒のような楽器を持っている。思わず「それは何ですか?」とお聞きしたところ、「ツィンクです」という答えが・・・?。 Wikipedia には下記のように記されている。 ツ…
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楽器調整/修理完了

来月初めに次の演奏会があるため楽器を調整に出した。先月末、一回だけだが右手小指キーが下りたまま戻らなくなってしまったことがあり(右手親指Fisキーとの連動貫通棒が引っかかったらしい)、念のため他の箇所も一応チェックしてもらったのだが、とりあえず特に問題はなかったとのこと。 あと、今回の目的はロングジョイントの凹み修理。ケースを立てて置…
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ヴィオローネ

ヴィオローネと言えば、コントラバスにつながる大型低音楽器と単純に考えがちだが、必ずしもそれだけではなかったらしい。まずWikipediaを見てみる。 ヴィオローネ(伊・独:Violone)は、ヴィオール属の擦弦楽器で、16~18世紀頃ヨーロッパで用いられた古楽器。 ヴィオラ・ダ・ガンバと同属の最低音域楽器であり、コントラバスの先祖に…
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楽器トラブル

先日の演奏会当日、テナージョイントのつなぎ部分がキツかったので、家に帰ってからよく乾燥させておき、その後試しに嵌めてみたところ何と抜けなくなってしまった。つなぎ/ジョイント部分は、一般的に冬の乾燥時はユルくなり、気温・湿気が高いとキツくなると言われているが、私の楽器の場合そうでもなく、どちらかと言うと寒い時にキツくなる傾向があった。 …
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プロコフィエフ「ピーターとおおかみ」

「プレミアム・シアター」を予約しておいたのだが、「カルメン」は途中でやめて、そのあとに放送された「ピーターとおおかみ」を観た。アニメと実写を組合せた映像作品。出演者等は下記の通り。 ○出演 ヴァイオリン独奏:サラ・ネムタヌ ピーター:ピエルマティア・セヴラン ピーター(第1ヴァイオリン):エリザベス・グラブ、リョド・カネコ 小…
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山田和樹=スイス・ロマンド管弦楽団

クラシック音楽館(NHK-Eテレ)での放送(2014年7月8日サントリーホールでの収録)。曲目等は以下の通り。 ○藤倉大:Rare Gravity ○チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調/ヴァイオリン:樫本大進 ○バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ハ長調BWV1005から「ラルゴ」/ヴァイオリン:樫本大進 ○ベルリオ…
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ファゴットの最低音

ファゴットの最低音はB:変ロ(中央ハの2オクターブ下のハのすぐ下の変ロ/チェロのC線の全音下)であり、例外的にマーラーの曲やニールセン、コダーイなどの室内楽曲でさらにその下のイまで要求されることがある、ということはよく(かどうか)知られている。 さて、バッハ:カンタータ第155番”Mein Gott, wie lang, ach la…
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バセットホルンとアルトクラリネット

バセットホルンとアルトクラリネットの違いについてあらためて調べてみた。バセットホルンについては以前にも書いた通り、歴史的にクラリネットと同時代から存在していた楽器であり、アルトクラリネットはもっとずっと新しい。また、バセットホルンはF管、アルトクラリネットはEs管である、というくらいしか私も知らなかった。 http://zauberf…
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「楽器の歴史」

佐伯茂樹氏による著書はほとんど持っているつもりだったが、この「楽器の歴史」は持っておらず、たまたま図書館で見つけたため借りてきた。河出書房新社から2008年9月に出版されている。 本書は、佐伯氏の他の著書に見られるような管楽器に特化したものではなく、弦楽器、打楽器も万遍なく扱われれている。そして、各楽器奏者始め、楽器博物館、音楽大学な…
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ウィーン・フィルとその楽器の系譜

「音楽の友」6月号はウィーン・フィル特集。例によって(?)使用楽器の特集が載っているが、今回の執筆者は佐伯茂樹氏。普通とは一味違う解説を読むことができた。 ウィンナ・オーボエとウィンナ・ホルンが他のオケとは違うということは誰でも知っているが、それらはもちろん、ウィーン・アカデミー式のクラリネットについての話、さらにホルン以外の金管楽器…
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「名曲の暗号~楽譜の裏に隠された真実を暴く~」

佐伯茂樹氏による最新刊(音楽之友社/2013.12)。佐伯氏の著作は実用的かつ実証的、さらに演奏法にも詳しく、管楽器奏者にとってはどれも必読の書であると思う。具体的には、 「楽器から見る オーケストラの世界」 http://zauberfloete.at.webry.info/201011/article_2.html 「管楽器…
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ミュンヘン国際音楽コンクール ファゴット部門

新聞等で既報の通り、第62回ミュンヘン国際音楽コンクールで小山莉絵さん(22)が1位なしの2位に入賞されたとのこと。アジア出身者のファゴット部門入賞は初めてということで、とにかく喜ばしいことである。 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc&k=2013091200119 なお今回、注目すべきは同じ2位に入賞、A…
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管楽器と弦楽器

学生オーケストラの時から、一般的に弦は上品、管は下品と言われてきた。弦楽器、特にヴァイオリンなどは金持ちのご子息/ご令嬢が幼い時からレッスンに明け暮れてきたというイメージ、また極めて繊細で正確な技術が必要とされる楽器の性格などから、必然的に、それを演奏する人はノーブルで洗練された上品な人ということになっていく。 一方、管楽器(特に金管…
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楽器のジョイント

昨日は楽器のジョイントがゆるゆるになってしまい、抜け落ちそうになった。練習の休憩時間中に急いで糸を少し巻き足したところ一応しっかりと固定できた。コルクではこのようにはいかないが、糸だと調整が自由自在のところが優れている点だと思う。 そもそも、ファゴットの管体に使われている楓は、他の木管楽器に使われているグラナディラやローズウッドに比べ…
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E.タール著「トランペットの歴史」

昨年の6月に日本のショット・ミュージックから発売されたもの。エドワード・タール著、中山冨士雄訳。 http://www.schottjapan.com/news/2012/120731_170037.html タールはヨーロッパの人だと思っていたのだが1936年アメリカ生まれとのことで、1959年からヨーロッパで活動し、1972~2…
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モーツァルトのB(変ロ)管ホルンの用法について

この問題(B管/変ロ調ホルンには二種類/長短の管があり、そのどちらで演奏すべきか)について、私としてはモーツァルトのB管は特に指定がない場合にはすべてアルト(高い/短い管)で演奏するのではと考えていたのだが、最近、例外(かどうか)もあるのではと思うようになってきた。 http://zauberfloete.at.webry.info/…
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フォー・コーナーズ!/ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテット

ベルリン・フィルハーモニー・ホルン・カルテットの「フォー・コーナーズ!」をやっと聴いた。 ベルリン・フィル・ホルン・カルテットというと、ザイフェルト、ハウプトマンなどがメンバーだった1992年のライブが伝説的だが、これは新世代(ヴァレンドルフだけは継続)による新グループで、メンバーはシュテファン・ドール、ファーガス・マックウィリアム、…
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楽器ケース ショルダーストラップ破損

「音楽家の 身体メンテナンスBOOK」 という本を読んで以来、楽器は手に持たずにストラップを肩にかけて持ち歩いていた。 http://zauberfloete.at.webry.info/201105/article_13.html 先日練習に行く途中、駅のエスカレーターに乗っていたところ突然ストラップの先の金具が外れた。幸い楽器は…
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「金管楽器 演奏の新理論」

佐伯茂樹氏による「金管楽器 演奏の新理論~楽器の特性を知り、表現力を上げる~」が発刊された(ヤマハミュージックメディア/2012.6)。昨年秋の「木管楽器 演奏の新理論」の続刊となる。 http://zauberfloete.at.webry.info/201110/article_14.html 金管楽器とその歴史という、ありきた…
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ヴァルター・アウアー氏

「和風総本家~世界で見つけた Made in Japan~」(テレビ東京)を観た。 ウィーンの楽団で使われている楽器、ということで誰が出てくるのかと思ったが、やはり(?)フルート奏者のアウアー氏。 http://www.walterauer.at/ 1971年オーストリアのフィラッハに生まれ、ケルンテン州立音楽院にてヨハネス・フォ…
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ハープの記譜法

野本由紀夫著「はじめてのオーケストラ・スコア~スコアの読み方ハンドブック~」(音楽之友社/2003)を読んでいたら下記のような記述(一部要約・補足)があった。 構造上ハープはなるべくフラットの音(なるべくペダルを踏まない音)を使う方が鳴り響きが良いので、譜例(ムソルグスキー/ラヴェル編曲「展覧会の絵」から「ビドロ」途中、弦楽器/C管の…
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モーツァルトのオペラにおけるクラリネットの使用について

礒山雅著「モーツァルト=翼を得た時間」(講談社学術文庫/2008.10)を読んでいたら、以前読んだ「モーツァルトあるいは翼を得た時間」(東京書籍/1988)には収録されていなかった新たな章が追加されており、その中にモーツァルトの管楽器の用法について書かれていた。 モーツァルトの交響曲の中でクラリネットが用いられているのは4曲(31番・…
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楽器の雑学~その2 現代楽器~

今回はピストン・トランペットとロータリー・トランペットの違いについて。 バルブ(ピストン、ロータリー)の違いは別としても、一般的には、ロータリーの方が管のレイアウトが緩やかになっていて、しかもベルが若干大きめで広がりが早い、従って音色が柔らかく、響きが豊かになる、という程度の説明しかなされていない。また、強弱に伴う音色変化がピスト…
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楽器の雑学~その1 古楽器~

「レコード芸術」最新(2012年2月)号を読んでいたら、シギスヴァルト・クイケンのインタビュー記事が出ていた(インタビュアーは佐伯茂樹氏)。内容はブランデンブルク協奏曲の演奏法(楽器使用法)に関する記事。 クイケン=ラ・プティト・バンドは、昨年の来日公演において、ブランデンブルク第2番を指孔なしのナチュラル・トランペットで演奏した…
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