秋の演奏会(その2)終了

この秋2回目の演奏会を終えた(11/1)。今年第一の目標だったバッハのカンタータ第155番を含む教会での演奏会。好天にも恵まれ多くの方々においでいただいた。心から感謝の意を表したい。本当にありがとうございました。曲目は下記の通り。
○カンタータ第179番「心せよ、汝の敬神の偽りならざるを」
"Seihe zu, dass deine Gottesfurcht nicht Heuchelei sei", BWV179
○カンタータ第12番「泣く、嘆く、案ずる、怯える」
"Weinen, Klagen, Sorgen, Zagen", BWV12
○カンタータ第155番「わが神よ、これはいつまでつづくのか」
"Mein Gott, wie lang, ach lange?", BWV155
○カンタータ第96番「主キリスト、神のひとり子」
"Herr christ, der einge Gottessohn", BWV96

バッハが作曲した200曲あまりの教会カンタータのうち、ファゴットが通奏低音から離れオブリガートを奏する曲は、前回演奏した第197番第6曲
http://zauberfloete.at.webry.info/201412/article_3.html
はじめ、他にも何曲かある(らしい)が、その中でも最も技巧的/装飾的で華やかな(?)曲がこの第155番第2曲アルトとテノールのアリア。
http://zauberfloete.at.webry.info/201510/article_11.html

信じなくてはならぬ、希望しなくてはならぬ、
神に心を委ねていなくてはならぬ!
イエスは正しい時を知り、
お前を助けて喜ばせて下さるのだ。
憂いの時が消え去るとき、
御心はすべて、お前に開かれている。

と歌われる。

この曲の存在は以前から知っており、いつか演奏したいとは思っていたが、アマチュアはもちろん、プロでも演奏される機会はほとんどないこの曲、まさか本当に演奏できるとは思ってもみなかった。
たまたま、カンタータ全曲演奏を目指している団体に入れていただいたのが昨年(演奏会も今回が3回目)、この第155番は未だ演奏されていなかったため、今回プログラムにあがったという巡り合わせによる。本当に幸運だったと思う。
とはいえ、この曲は最初から最後まで一人で吹き通しで本当に難しく、さらに今回声楽ソリストはプロの方々ということもあり、それなりの高い水準が要求(指揮者のテンポもかなり速め)されたため、半端でないプレッシャーがかかることになった。
練習を重ね、楽器を吹いていない時もイメージトレーニングを繰り返し、楽譜もすべて頭に入れてはいたが、この半年間ずっと不安を払拭することはできなかった。そしてソロ合わせはわずか一回だけで当日に臨むことになる。
本番前は、とにかくこれほど緊張したことはこれまでなかったという状態。
休憩後最初の曲が第155番。第1曲ソプラノのレチタティーヴォにはファゴットの出番はない(第2曲からいきなり吹き始めることになる)のだが、時々コンティヌオに重ねて音を出して様子をみる。
アリアが始まってからはハイテンション過ぎたせいかあまり記憶がないが、曲の前半でいくつか音が抜ける(跳躍が大きく下線2本のHが何回か出てくる)というミスもありやや動揺したものの、その後は何とか立ち直ることができた。録音を聴いてみないとわからないが、とりあえず何とか最低限の演奏はできたのではないかと思っている。

とにかく長い間の重圧からやっと解放されホッとしている。また次の目標に向けてがんばりたい。いずれにしても、「信じて」、「希望する」ことが何事に対しても必要なのだろう。

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