ウォークマン

通勤には片道45分以上かかるが、二回乗換えということもあり、電車で座れてもせいぜい5分程度しか乗らないため、本もまとまっては読めない。本以外ではやはりウォークマンが時間の有効活用には最適と思う。夏はイヤホンをするだけでも暑いのでまってく聴かないし、花粉のひどい時期も聴かないが、冬はずっと使い続けていた時期もあった。
ウォークマンとはいっても、メモリータイプでもMDでもCDでもなく、カセットテープを再生するウォークマン。テープライブラリーがあることと、まだ機材が健在なため今でもテープタイプを使用している。CDは音とび等のリスクがあるし、屋外や車内などの騒音の中で聞く分には音質的に特に優れている必要もなく、テープで不満を感じたことはない。さらに、通勤時間が昨年から増えたので片道が45分テープちょうど一本分。モーツァルトのオペラが2日で全曲聴ける。
私のテープライブラリーは、大昔エア・チェック(死語?)した膨大なカセットテープが山ほどあるのだが、聴くのはわざわざコピーした下記のオペラ16曲に限定されている。CDからテープにコピーしたのが1990年代だったので、もう10年以上(といっても実質年間の1/4くらいの日数)、聴き続けてきたことになる。各曲かなりの回数聴いているハズだが、未だに「ジークフリート」だけはなかなか難しく十分覚えられていない。
○モーツァルト:「羊飼いの王様」/マリナー=アカデミー室内O(PHILIPS)
○モーツァルト:「恋の花つくり」/イッセルシュテット=北ドイツ放送響(PHILIPS)
○モーツァルト:「イドメネオ」/プリッチャード=ウィーン・フィル(DECCA)
○モーツァルト:「後宮からの逃走」/ショルティ=ウィーン・フィル(DECCA)
○モーツァルト:「フィガロの結婚」/マリナー=アカデミー室内O(PHILIPS)
○モーツァルト:「ドン・ジョヴァンニ」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG)
○モーツァルト:「コシ・ファン・トゥッテ」/バレンボイム=ベルリン・フィル(ERATO)
○モーツァルト:「魔笛」/ハイティンク=バイエルン放送響(EMI)
○ワーグナー:「ワルキューレ」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG)
○ワーグナー:「ジークフリート」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG)
○ワーグナー:「神々の黄昏」/カラヤン=ベルリン・フィル(DG)
○ワーグナー:「トリスタンとイゾルデ」/クライバー=ドレスデン国立歌劇場O(DG)
○リヒャルト・シュトラウス:「ばらの騎士」/カラヤン=ウィーン・フィル(DG)
○ヨハン・シュトラウス:「こうもり」/プレヴィン=ウィーン・フィル(PHILIPS)
○オッフェンバック:「パリの歓び」/マッテス=ミュンヘン放送響(EMI)
○オッフェンバック:「ぺリコール」/プラッソン=トゥールーズ・キャピトルO(EMI)

なお、以上の演奏が私にとってベストの演奏と思っている訳ではない。「フィガロ」などはカラヤン=ウィーン・フィル(DECCA)、「魔笛」はスウィトナー=ドレスデン国立歌劇場O(Eurodisc)、「指輪」はショルティ=ウィーン・フィル(DECCA)、「トリスタン」はカラヤン=ベルリン・フィル(EMI)もある。そして、「こうもり」、「ばらの騎士」はクライバーのLDも外す訳にいかない。
また、テープにはコピーしていないが、他に持っているオペラ全曲盤(CD,LD,DVD)は下記の通り。
○モーツァルト:「ポントの王ミトリダーテ」/グシュルバウアー=リヨンオペラ座(PHILIPS)
○モーツァルト:「皇帝ティトゥスの慈悲」/レヴァイン=ウィーン・フィル(DG)
○ヴェルディ:「椿姫」/クライバー=バイエルン国立歌劇場O(DG)
○ロッシーニ:「アルジェのイタリア女」/アバド=ウィーン国立歌劇場O(DG)
○オッフェンバック:「地獄のオルフェウス」/ミンコフスキ=リヨン国立歌劇場O(EMI)
○オッフェンバック:「ホフマン物語」/プレートル=コヴェントガーデン王立歌劇場O(PIONEER)
○ビゼー:「カルメン」/クライバー=ウィーン国立歌劇場O(DENON)
○リヒャルト・シュトラウス:「サロメ」/カラヤン=ウィーン・フィル(EMI)
○ドビュッシー:「ペレアスとメリザンデ」/カラヤン=ウィーン・フィル(EMI)
他には、モーツァルトの初期の作品、オッフェンバックとロッシーニの数点、ワーグナー「ラインの黄金」などあるくらいである。特にヴェルディやプッチーニがそっくり抜けていたり、ワーグナーの他の作品など、宝の山はまだほかに沢山あるとは思うが、これ以上対象曲を増やすことは演奏する機会でもない限り、今後はもうないと思われる。私自身、これ以上の新しいオペラを知ろうとする意欲に欠けているし、そのような時間もあまりない・・。

年末が近いので、このところずっとワーグナーばかり聴いている。もちろん、歌と管弦楽の響きだけ聴いているだけでも十分満足できるのだが、リアルタイムでドイツ語が理解できればさらに楽しめることだろうといつも思う・・。
話は逸れるが、今回久しぶりに聴き直していて、曲とその時のあたりの景色があまりにもリンクしている、つまり、家を出る時に聴き始めるため、たとえば20分後にいる場所(ただし会社移転前)の景色と、その時に聴こえてくる音楽が一体となって記憶されているということにあらためて驚かされた。

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