ベルリン・フィルの第一コンサートマスター

私が知るようになってからのベルリン・フィル歴代の第一コンマスの在籍年と就任時の年齢を調べてみた。
○ミシェル・シュヴァルベ(1957~1983?/38歳)
○トマス・ブランディス(1962~1983/27歳)
○レオン・シュピーラー(1963~1994/35歳)
○安永徹(1983~/32歳:入団は1977/26歳)
○ダニエル・シュタブラーヴァ(1986~/31歳:入団は1983/28歳)
○ライナー・クスマウル(1993~1998/47歳)
○コーリャ・ブラッハー(1993~1999/30歳)
○ガイ・ブラウンシュタイン(2000~/29歳)
安永とシュタブラーヴァはトゥッティからの昇格という極めて異例なケースだったが、クスマウルとブラッハー入団時も本来一人の募集に対し二人を採用したというケースだった。ブラッハーが入団した時、最年少でコンマス就任などと言われていたが、実際にはブランディスが最年少(27歳)第一コンマス就任だったことがわかる。が、こうしてみると、アバドに請われたとはいえ、クスマウルというのは年齢的にはちょっと特殊なケースだったと言えると思う。ブラウンシュタインも若いと思っていたがもう30代後半となる。
私自身、ベルリン・フィルの第一コンマスといえば、やはりカラヤン時代のシュヴァルベ、ブランディス、シュピーラーの3人以外には考えられないが、最近、この3人についての大変興味深いレポートが、「ヘルベルト・フォン・カラヤン」というページ(元々Anton Bruckner, conducted by Herbert von Karajan という形だったようだ)の中の「カラヤン演奏史/体験記」(la_vera_storia氏の投稿)に掲出されている。
http://www.geocities.jp/concolor1957/laverastoria.html#karajan8
これ以上、私が付け加える点は何もないが、CDで聴く70年代の「ツァラトゥストラ」や、2度の「英雄の生涯」、「シェエラザード」、「四季」などでのシュヴァルベの名演は忘れ難い。そして、安永以降のコンマスでは、やはりクスマウルという人に私は最も心惹かれる。アバド時代にもK364や「ハフナー」での見事なソロもあったが、この人の本領はやはり室内楽やバロックで、モーツァルトの弦楽五重奏全曲やK563のトリオ、バッハのカンタータなどでの名演、パガニーニのVnとギターのデュオも大変素晴らしい。安永も昨年リリースされたハイドン:協奏交響曲での見事なソロが印象的だった。さらなる録音を期待したい。
さて、ベルリン・フィルのHPのOFFENE STELLEN(VACANT POSITIONS)を見ると、年末以来、第一ソロ・ヴィオラ、第一ソロ・コントラバス、ソロ・クラリネットなどと並んで、<eine/n 1. Konzertmeister/in>が募集中となっている。3人のうちの誰かが近々辞めることが決定しているのだろうか・・。
余談になるが、もう一つ注目すべきは第一ソロ・ヴィオラのポジション。クリストの退団以来、もう一人がなかなか固定しない席だが、今回誰が辞めるにしても、ダヌータ女史、キャリー女史に続いて、ぜひ清水直子さんに第一ソロの座について欲しいと私は思っている。

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