「ブルー・ライト・ヨコハマ」

筒美京平氏が亡くなられた。謹んで哀悼の意を表したい。
筒美氏は3000曲余りの曲を作曲したとのことだが、音大ではなく普通の大学卒。すぎやまこういち氏のもとで作曲を学びつつ、大量のレコードを買い込み、ロック、ボサノバ、ジャズ、ソウルなど様々なな洋楽のコード進行やリズムを研究し、どうやって日本でヒットさせるかを考え続けたという。
私にとって忘れられない筒美氏の作品は、
「17才」「ロマンス」「魅せられて」「飛んでイスタンブール」はじめ数多いが、中でも、
「ブルー・ライト・ヨコハマ」を頂点とする いしだあゆみが歌った一連の作品群。

以下、「ブルー・ライト・ヨコハマ」について。
https://www.youtube.com/watch?v=Gg24xKUtaAE
この曲、レコード大賞も受賞し、ミリオンセラーを達成した不朽の名曲だが、今でも斬新と思うのがこの曲の編曲(編曲も筒美氏による)。
ひじょうに素晴らしいイントロ、伴奏、間奏、エンディングが印象深い。
冒頭、いきなりチェンバロ(+ギター?)で奏される属七の和音。
この曲の原調はC♯マイナーとのことなので、G♯7になるのだろうか。
ビートルズの「ア・ハード・デイズ・ナイト*1」の影響も感じさせるインパクトのあるオープニング。
ドラムスの後に続く2本のトランペット*2、チェンバロ、ギター、グロッケン(?)、加えてバックの弦楽器が美しい。
なお、間奏のメロディが歌と異なるのは、いしだが間違って(?)歌ったのが本テイクに採用されたという説もある。

蛇足ながら、このシングル盤テイクを聴き慣れてしまうと、歌番組などで いしだ本人が歌う歌唱がそれと異なり(特に「歩いても~」の一節は力が入り過ぎていた)、気だるい浮遊感が不十分で欲求不満だったことを思い出す。

*1)この曲のオープニング・コードについては、未だにさまざまな論争があるようだ。
https://abbeyroad0310.hatenadiary.jp/entry/2016/04/16/014435
*2)録音当時のトランペットは(録音を聞いても)おそらくB♭管と思われるが、その場合、嬰ニ短調(シャープ6個)というすごい調になる。

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