小節番号の数え方

スコアやパート譜などに振ってある小節番号について。
「アウフタクト(弱起)の小節はカウントしない」、というのは一般的なルールだと思うが、1番かっこ、2番かっこはどう数えるのか?
バッハはもちろん、ハイドン、モーツァルトなども普段ほとんど出てこないので気にしたことはなかったが、来年やることになったドヴォルザーク:交響曲第8番のスコア(全音版)の小節番号とIMSLPにあるスプラフォン版の小節番号が異なっていることに気がついた。
全音版は1番かっこはカウントせず(ストレートで演奏した時の小節だけをカウントする)、スプラフォン版は1番かっこ、2番かっこともカウントしている。そのため第4楽章の小節数は全音版で386小節、スプラフォン版では389小節となっている。

ネット上で調べてみたところ、新世界交響曲でも同じことが起きているらしい。
https://tkobatp.hatenablog.com/entry/20091207/1260193977
全音版、音楽之友社版は1番かっこはカウントしない方式で、ジェスク版、カルマス版、ベーレンライター版、ブダペスト音楽出版社版などは1番かっこ、2番かっこ両方をカウントする方式とのこと。

念のため、全音楽譜出版社の出版部に電話して訊いてみたところ、小節番号の振り方について特に一般的なルール/決まりはなく、ケース・バイ・ケース対応とのこと。
ついでに、全音版ドヴォルザーク:交響曲第8番のスコアのオリジナルはどこの版かと訊いてみたところ、新しい別の事実が発覚。
前書きにも書いてありますが、底本にしたのはスプラフォン版で、自筆スコア、ノヴェロ社による初版スコアとパート、また最新の研究などを参照しています。」という返答。
「私の持っているスコアには書いてないのですが・・。」と私。
私のスコアには発行年月日/第X版などの記載がないのではっきりとはわからないのだが、この曲を演奏した2002年に買った(定価:本体1000円)もの。
序文だけでなく、内容も違うのではと思い、冒頭のファゴットのパートを見てもらったところ、現在のスコアはヘ音記号で書かれているとのこと(私のスコアではテナー記号で書いてある)。

電話を切ってから全音のサイトで調べてみたところ、表紙の体裁などは一見同じだが ISBNコードが異なっており、さらに総ページ数が192ページになっている(私が持っているのは182ページ) 。
http://shop.zen-on.co.jp/p/897082

ということで、同じ表紙でありながら*、いつの時点でかはわからないが内容がそっくりリニューアルされていたということらしい。
中身が違うということであれば、「改訂新版」と付け直しても良いような気はするが・・・。
*よく見たところ、表紙の文字が新版は「SYMPHONY No.8 IN G MAJOR/交響曲第8番」となっているが、私が持っている古いスコアは 「SYMPHONY 8 G dur/交響曲第八番」となっていた。
DVORAK8.jpg
**(11/11追記) 楽器店で現物を見たところ、私の持っている旧版とは大きさが異なり、一回り大きな版の体裁となっていた。

さて、すっかり話が逸れてしまったが、小節番号の話。
手元にあるスコアをいくつか調べてみたところ、
国内版のスコアはじめ、ベーレンライター版、オイレンブルク版も、見た範囲内ではすべて、1番かっこはカウントしない(ストレートで演奏した時の小節だけをカウントする)方式で小節番号が振られていた。唯一の例外は、全音/オイレンブルク版のビゼー:交響曲ハ長調。

ということで、1番かっこはカウントしない(ストレートで演奏した時の小節だけをカウントする)という方式が一般的なようである。

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