レ・ヴァン・フランセ/モーツァルト:協奏交響曲K297b

レ・ヴァン・フランセによるモーツァルト:協奏交響曲K297bのCD(WARNER/2017)を聴いた。軽やかで愉悦感に富んだユニークな名演と思う。
最も驚いたのがオダンのバソンの音色。誰が聴いてもファゴットとしか思えないもので、ここまでしなくても(?)と個人的には思った。もちろん、技術的/音楽的に申し分ないのであるが・・・。
ルルーはいつもながら思い切り歌うルルー調(?)。装飾つけまくりの演奏にはやや閉口する。音色は一時よりはやや厚めの感じにはなっている。
ヴラトコヴィチ、楽器はパックスマンらしいが、
https://www.paxman.org.uk/paxman-model-20-full-double-french-horn-c2x19419194
深々とした渋い音色で素晴らしかった。
伴奏オケはダニエル・ギグルベルガー(コンマス)、ミュンヘン室内管弦楽団。ピリオド奏法という訳ではないが、音価も短め、付点も早めに切り上げ、ヴィブラートも少ないサッパリ系。濃厚な演奏を好む人には淡泊過ぎるかも知れない。終楽章では各ヴァリエーション毎に繰り返しを入れている。

なおこのCD、モーツァルトを始めとするパリやマンハイムで書かれた複数の管楽器のための協奏交響曲を集めた構成(Concertante - Danzi, Mozart, Devienne, Pleyel)になっており、初めて聴く曲ばかりで興味深い。
画像

曲目等は下記の通り。
○ダンツィ:フルート、オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調
○モーツァルト:オーボエ、クラリネット、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 変ホ長調 KV297b
○ドヴィエンヌ:フルート、オーボエ、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 第2番 ヘ長調
○ダンツィ:フルートとクラリネットのための協奏交響曲 変ロ長調 Op.41
○プレイエル:フルート、オーボエ、ホルン、ファゴットのための協奏交響曲 第5番 ヘ長調 B115

○フルート:エマニュエル・パユ
○オーボエ:フランソワ・ルルー
○クラリネット:ポール・メイエ
○ホルン:ラドヴァン・ヴラトコヴィチ
○バソン:ジルベール・オダン
○指揮、コンサートマスター:ダニエル・ギグルベルガー
○管弦楽:ミュンヘン室内管弦楽団
○録音:2017年4月17~21日/ミュンヘン、バイエルン放送第1スタジオ

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  • ポール・メイエ/モーツァルト:クラリネット協奏曲

    Excerpt: 録画しておいた「読響シンフォニックライブ」を観た。今回はポール・メイエのソロによるモーツァルト:クラリネット協奏曲、「春の祭典」他。 http://www.ntv.co.jp/yomikyo/bac.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2018-05-30 21:16
  • 購入CD/2018年

    Excerpt: ●:新譜/△:既購入盤の買換え/○:既発売盤/*:演奏予習用 Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2018-12-31 17:21