最近読んだ本 2018/2

2月は時間的余裕があったにもかかわらず、事情により読書に集中できず、読んだ本も極端に少なかった。来月はもう少し読めるとは思う。

●「人間アレルギー~なぜ「あの人」を嫌いになるのか~」岡田尊司著(新潮文庫/2018.1)
「自分でないもの=異物に対する過剰な拒絶と排除」を人間アレルギーとしてとらえ直しつつ、異物とみなされた「悪者」が問題なのではなく、過剰なまでに異物とみなし、「悪者」として排除しようとする人間アレルギーこそが問題だと説明される。多くのケースとその解説も説得力のあるもので、自分自身、反省させられる点も少なくなかった。嫌いな人がいるかどうかは別にして、社会の中でより良い人間関係を築き上げていく上で参考になるヒントが多く含まれている。

●「通じない日本語~世代差・地域差からみる言葉の不思議~」 窪薗晴夫著(平凡社新書/2017.12)
主に言葉の世代差と地域差に焦点を当てつつ、「通じない」日本語を実例を交えながら分かりやすく解説している。

●「トスカニーニ~身近で見たマエストロ~」サミュエル・チョツィノフ著、石坂蘆訳(アルファベータブックス/2017.11)
1956年にAlfred A.Knopf社から出版(1957年には堀内敬三訳で日本でも出版)されたものの新訳。著者はニューヨーク・ワールド、ニューヨーク・ポスト紙などの音楽担当記者の後NBCへ入り、トスカニーニの右腕となった。実生活でのトスカニーニ、NBC交響楽設立の経緯から、トスカニーニが引退するまでの様子が描かれている。

●「東京からちょっと旅 ちいさな美術館めぐり」土肥裕司著(ジービー/2017.11)
東京から日帰りや1泊で行ける、関東周辺(箱根・富士五湖周辺・清里・安曇野・軽井沢・那須など)の個性ある小さな美術館約80館について紹介されている。私自身、まだ行ったことのない美術館も少なくなく参考になった。

●「忘れる女、忘れられる女」酒井順子著(講談社/2017.10)
相変わらず、酒井さんらしい鋭い見方/視点で世の中について語られる。私と同じ考え方であれば安心するし、思いもよらない見方に驚いたりもする。

●「さらさら流る」柚木麻子著(双葉社/2017.8)
柚木麻子の新刊だったのでとりあえず読んでみた。ストーリーというよりも、場面場面での登場人物の心情、心の動きなどの描写に重きを置いた作品で、何ともいえない浮遊感に満たされている。

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