樫本大進/メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調

「クラシック音楽館」はジョルダン=ウィーン交響楽団演奏会(2017年12月1日/サントリーホール)。樫本大進のソロ、期待していた以上の名演だった。
樫本はソリストとしてのテクニック、音楽性はもちろん十全の上、テクニックで弾き飛ばすのではなく、タメやルバート、緩急やダイナミクスの差も大きく付けた 主張のある「濃い」メンデルスゾーンを聴かせてくれた。さらに普通のソリストと明らかに違うと思ったのはオケへの配慮が行き届いていたこと。要所要所では必ず指揮者とのアイコンタクトを交わし、各楽器とのコミュニケーションの取り方もさすがで、何より、音楽の流れを損なうことなくオケが合わせやすいような弾き方をしていた点が印象的だった。
指揮者は今話題のフィリップ・ジョルダン(2020年にウィーン国立歌劇場音楽監督への就任が決まっている)。私は指揮姿を初めて見たのだが、なかなか思い切りがよく、躍動感のある音楽づくりをしていた。協奏曲ながらオケをかなりの強奏で演奏させたり(ソリストを消すことはなかった)、ソリストへの付け方、オケのコントロールも見事なものだった。
ウィーン交響楽団は全員がウィンナホルン。カレッドゥ(前首席Fl、ウィーン国立歌劇場オケへ転出)が抜けた後、「巨人」でトップを吹いていたガラー(Fg)以外は知らない人ばかりだったが、管楽器は世代交代も進んでいるようだ。

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