ホーネック VS シュテフェンス

マンフレート・ホーネック(1958~)は、ウィーン・フィルのヴィオラ奏者から指揮者になった人で、現WPhコンマスのライナー・ホーネックの兄。一方、カール=ハインツ・シュテフェンス(1961~)はベルリン・フィルのソロ・クラリネット奏者だった人。とはいえ、ホーネックはサロネン、ヘンゲルブロックなどと同い年、シュテフェンスはダニエレ・ガッティ、セバスティアン・ヴァイグレなどと同い年などで、二人とも決して若手とは言えない。
ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールで二人の指揮ぶりを比較してみた(●印の曲のみ試聴)。

☆マンフレート・ホーネック=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2016年3月20日/バーデン=バーデン祝祭劇場
●ヨハネス・ブラームス:悲劇的序曲
○ローベルト・シューマン:チェロ協奏曲イ短調/チェロ:ヨーヨー・マ
○ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調「悲愴」

ホーネックはやはり2013年にベルリン・フィル、デビューを果たしており、これはおそらく3回目の協演。
カルロス・クライバー的な指揮をするホーネックだが、今回もメリハリのある躍動感のある演奏を聴かせてくれる。思い切りも良く瞬発力があるため、オケにとっても演奏しやすいのではないだろうか。

☆カール=ハインツ・シュテフェンス=ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2013年10月11日/ベルリン・フィルハーモニー
●ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン:「レオノーレ」序曲第3番
○ベルント・アロイス・ツィンマーマン:大管弦楽のための1楽章の交響曲(1953年の第2稿)
○フランツ・シューベルト:劇付随音楽「ロザムンデ」序曲
○ベルント・アロイス・ツィンマーマン:チェロと小管弦楽のためのカンタータ「カント・ディ・スペランツァ」
○フランツ・シューベルト:交響曲第3番ニ長調

シュテフェンスは、序奏や後半フルート・ソロの直前などかなりテンポを落とし、かつひじょうなピアニシモで演奏させている。ダイナミクスの幅も大きくスケールの大きい演奏となっており、この曲に17分余りをかけている。オケのコントロールもよく行き届いており、指揮ぶりも堂に入ったものだった。

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