ハイドン:交響曲第104番ニ長調~その4~

今回はテイトとプレヴィンの新旧盤を聴いた。プレヴィン=ウィーン・フィル盤はやはり極めて優れた演奏であることを再認識した。
●テイト=イギリス室内O(EMI/1985) 9:33/9:38/5:12/6:43
堂々とした序奏、主部もゆっくりめのテンポ。ゆったりしている分、音楽が重く感じられる。オケはあまり個性がなく無色透明といった感じ。第二楽章はアダージョのようなテンポでさすがに冗長に聴こえる。メヌエットは中庸なテンポ、終楽章も軽快なテンポでゆとりのある音楽づくりとなっている。

●プレヴィン=ロンドン交響楽団(EMI/1975) 9:29/6:44/5:15/6:52
全般的に流れるようななめらかさがあり、フォルテでも刺激的にならずスマートな演奏だが、録音のせいか中低音部に響きが固まりやや重く聴こえる。第二、三楽章は速めのテンポだが、終楽章は抑え気味というか、アンサンブル的に噛み合わない感じがするところがある。

●プレヴィン=ウィーン・フィル(PHILIPS/1993) 9:17/6:22/5:09/6:43
ティンパニは硬く弾き締まった音、主部は控えめと言うか余裕のある音楽づくり。響きは爽やか。第二楽章は優しく語りかけるような雰囲気、速めのテンポが心地よい。メヌエットも中庸、適切なテンポ。微妙なニュアンスの付け方もハマっている感じ。終楽章も快速なテンポで軽快。ソフトでしなやかな弦が美しい。

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    Excerpt: アンドレ・プレヴィン氏がお亡くなりになった。謹んで哀悼の意を表したい。 プレヴィン氏の録音は膨大な点数が残されているが、個人的に忘れ難い名演を以下に挙げてみる。中でもウィーン・フィルとのハイドンの交.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2019-03-01 22:30