ドビュッシー:「ペレアスとメリザンド」

録画しておいた「プレミアムシアター」をやっと観た。「エクサン・プロヴァンス音楽祭2016」での「ペレアスとメリザンド」。声楽ソリストなどは下記の通り。
○ペレアス:ステファヌ・ドゥグー
○メリザンド:バーバラ・ハニガン
○ゴロー:ローラン・ナウリ
○ジュヌヴィエーヴ:シルヴィ・ブリュネ・グルッポーゾ
○アルケル:フランツ=ヨゼフ・ゼーリヒ
○イニョルド:クロエ・ブリオ
○指揮:エサ・ペッカ・サロネン
○管弦楽:フィルハーモニア管弦楽団
○合唱:ケープタウン・オペラ合唱団
○演出:ケイティ・ミッチェル
○収録:2016年7月7日/プロヴァンス大劇場
この舞台はマリッジ・ブルーに襲われた一人の女性が見た幻影という設定で、何とも言えない不思議な世界が創造されている。
もともと、ドビュッシーの「ペレアスとメリザンド」というオペラはよく知らない(カラヤン=ベルリン・フィルのCDを持ってはいるのだがほとんど聴いていない)のだが、映像を観てもよくわからなかった。メロディというよりフランス語で語られているような雰囲気を楽しむオペラなのだろうかとも思う。
古い時代設定のハズが、現代の室内、プールサイド、非常階段のような舞台、相手が見えていないような演出、メリザンドの分身(?)なども登場し、さらにミステリアスなものになっていく。
そういえば、以前観たヘンデル「アルチーナ」もこの人の演出だった。
http://zauberfloete.at.webry.info/201512/article_3.html
サロネン=フィルハーモニア管弦楽団はイギリスのオケらしからぬ繊細な演奏でなかなかの秀演だったと思う。
しかし、何と言っても今回の公演はメリザンドを歌ったバーバラ・ハニガンの見事な歌唱・演技に尽きる。この人がいなかったら今回の舞台は実現しなかったのではないだろうか。
超絶技巧の歌はなかったので何とも言えないが、役になり切った演技と言うか醸し出す雰囲気や存在感の大きさは凄いもので、ちょっと類をみない卓越した才能とキャラクターを持っている人のように思えた。
カナダ出身で、オランダでも学んだらしい。
http://www.aspen.jp/artist/soprano/barbara-hannigan/index.shtml
リゲティ、ノーノ、シュトックハウゼンはじめ現代音楽を得意とする人かと思ったら、それだけではないようでさらに驚かされることになる(次回に続く)。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック