モーリス・アラールの芸術/バソン協奏曲集

「モーリス・アラールの芸術/バソン協奏曲集」というCDを聴いた(企画/制作:グリーンドア音楽出版)。収録曲等は下記の通り。
○カール・シュターミッツ:バソン協奏曲ヘ長調
 ジャン=バティスト・マリ=パリ音楽院管弦楽団
○ジョセフ・ボダン・ド・ボワモルティエ:バソン協奏曲ニ長調
 ベルナール・ワール=ヴェルサイユ室内管弦楽団
○アントニオ・ヴィヴァルディ:バソン協奏曲ホ短調
 カール・リステンパルト=ザール室内管弦楽団
○W.A.モーツァルト:バソン協奏曲変ロ長調K.191
 イゴール・マルケヴィチ=ラムルー管弦楽団
○アンドレ・ジョリヴェ:バソン、弦楽オーケストラ、ハープおよびピアノのための協奏曲
 ルドルフ・アルベルト=チェント・ソリ管弦楽団

バソンの名手として知られるモーリス・アラールの協奏曲集。同じバソンの名手であるポール・オンニュ
http://zauberfloete.at.webry.info/201112/article_13.html
よりも、さらに個性的で独特の音色を聴かせる。オダンやモンタクなど最近のバソン奏者の音色がかなりファゴットの音色に近くなってきたのに対し、アラールの音色はテナー・サックスに近い明るい音色で力強く朗々たる響きで圧倒される。オンニュと比べても、オンニュが芯があってやや硬い響きなのに対し、アラールは柔らかな縁取りと幅広い響きと少なからず違いがある。
モーツァルトはDGからリリースされていたもので1960年の録音。
https://www.youtube.com/watch?v=pvBpDW71a5o
ジョリヴェの協奏曲はアラールによって1954年に初演されたとのこと。ヴィヴァルディはシモーネとの録音(ERATO)があったが、これは1962に発売されたものらしい。有名なホ短調の協奏曲。他のシュターミッツも含めいずれも素晴らしい演奏で、バソンの表現力の豊かさを再認識させられる。

モーリス・アラールの経歴は下記の通り。
1923.5.25 フランス北部サン=ル=ノヴル生まれ
1940 パリ音楽院バソン科でプルミエ・プリ受賞
1949 ジュネーヴ国際音楽コンクール/バスーン部門第1位(この時の第2位はポール・オンニュ)
1949 パリオペラ座管弦楽団首席就任
1957 パリ音楽院教授(~1987)
1983.7.16 パリオペラ座管弦楽団引退
2004.5.5 逝去

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