ベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2016

録画しておいた「プレミアムシアター」を観た。前半はベルリン・フィル ヨーロッパ・コンサート2016。最初に、演奏会が行われたノルウェーのレーロースという街の紹介があった。曲目などは下記の通り。

○グリーグ:叙情小曲集 第9集から 山の夕暮れ
○メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64
○ビャーネ・ブルスタート:おとぎ話組曲から ヴィシュレフリック(アンコール)
○ベートーヴェン:交響曲第3番変ホ長調作品55「英雄」

○ヴァイオリン:ヴィルデ・フラング(バイオリン)
○管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
○指揮:サイモン・ラトル
○収録:2016年5月1日 レーロース教会(ノルウェー)

(以下「エロイカ」の演奏について)
演奏会場が教会でステージも狭かったせいか、ベルリン・フィルはヴァイオリン10?、ヴィオラ6?、チェロ4、コントラバス3と、先のベートーヴェン・チクルスの時よりもさらに小さい編成。
ラトルは、例えば第一楽章など一小節を三つで振ることはほとんどせず、より大きな拍節で曲をとらえ音楽の流れを重視しつつ、アウフタクトの強調や瞬発的な勢いでアクセントを付け、かつ全体のバランスやダイナミクスなどに細かく配慮していることがわかる。ベルリン・フィルもラトルの意図を完璧に表現しており、基本はオーソドックスながら柔軟性があり、しなやかな見事な演奏だった。冒頭の二つの和音からしてユニークなもの。
特筆すべきはティンパニのゼーガース。ff の指定でも弱く叩いたり、フレーズの最後にクレッシェンドをかけたり、ここぞという時に微妙にオケより早く出たりと変幻自在。指揮者の指示なのかどうかは分からないが、全曲を通じて要所要所で演奏を引き締めていた。
ベルリン・フィルのメンバーは、コンマス:樫本、トップサイド:シュタブラヴァ、木管:パユ、マイヤー、フックス、シュヴァイゲルト、ホルン:ドール、ズスト、ヴァレンドルフ。

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この記事へのコメント

pfaelzerwein
2016年06月28日 02:31
「ff の指定でも弱く叩いたり、フレーズの最後にクレッシェンドをかけたり、ここぞという時に微妙にオケより早く出たり」 ― それは興味深いですね。未知の教会の音響の中での音出しで試したことなのでしょうか。ラトルは太鼓叩き出身ですよね。
2016年07月01日 22:58
pfaelzerweinさま
コメントありがとうございます。ハイドンのシンフォニーでは以前からそのような叩き方をしています。

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