のぞいてびっくり江戸絵画~科学の眼、視覚のふしぎ~展

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「のぞいてびっくり江戸絵画~科学の眼、視覚のふしぎ~展」を観た(サントリー美術館)。江戸時代後期、蘭学の振興とともに生まれた西洋の遠近法を用いた風景図や、顕微鏡による知見を取り入れた拡大図、博物学の知識を踏まえた写生図など、新しい「視覚文化」を紹介する展示。
第1章 〈遠近法〉との出会い
第2章 〈鳥の眼〉を得た絵師たち
第3章 〈顕微鏡〉でのぞくミクロの世界
第4章 〈博物学〉で観察する
第5章 〈光〉と〈影〉を描く―影絵・鞘絵(さやえ)・鏡・水面
という構成で、第5章の影絵、鞘絵は、今回の企画にぴったりの「面白い」作品ばかり。ゆがんだ画像を円筒状のものに投影することで正常な姿に見える「鞘絵」の実演(?)もなかなか興味深いものだった。また、国芳による男たちが顔を構成する「みかけハこハゐがとんだいゝ人だ」も展示されていた。
が、内容的には第1、2章が素晴らしく、司馬江漢、葛飾北斎、歌川広重らの名作を多く観ることができた。
「鳥の眼」と言われてまず思い出すのは広重:「深川洲崎十万坪」だが、展示替えのため観ることができなかったものの、代わりに(?)展示されたいたのが「駒形堂吾嬬橋」。この絵で飛んでいるのはホトトギスらしい。
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あと、先日ゴッホ美術館でその模写を観た作品の元絵(広重:「亀戸梅屋舗」)。
なお、ゴッホの絵の周りに描いてあった漢字の装飾は、額縁ではなく日本趣味的表現の強調として描き込まれたと推測されているらしい。
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