ライナー・キュッヒル インタビュー

BSスカパーでライナー・キュッヒル氏のインタビューを放送していた。ウィーン・フィル在籍42年ということで、現役団員で彼より先に入団していたのはフリードリヒ・ドレシャル(チェロ)だけだという。
http://zauberfloete.at.webry.info/201303/article_13.html
まず、11月に来日した4人の指揮者について語っていた内容が面白かった。
○ティーレマン:1980年代(29歳)からウィーン・フィルを振っており、その後彼はポジティブに(良い方向へ)変わってきた。自分の道を進んでいる。WPhとの関係は良い。
○ヤンソンス:誠実な人で、伝統にとらわれず流行にも左右されない確固たるものを持っている。良い関係が続いている。
○ゲルギエフ:同時にいろいろなところにいることができる人(意味不明)。どんな作品でもすぐに指揮できる。指揮法が独特であり慣れるまでに時間がかかる(突然ポケットから爪楊枝を出して真似をして見せた)。
○ラトル:初めてWPhを振った時はマーラーの9番でひじょうに良かった。最初のうちは良い反応だったが、だんだん頑固さが出てきた。12年前にはベートーヴェンの全集も録音したがその時までの関係となっている。
*似たような話で、レヴァインについて、モーツァルトの交響曲全集は録音したが、今後もうWPhに呼ぶことはないという話を聞いたことがある。
次に、コンマスの役割について、
求められる要件としては、Vnグループをリードできること、オーケストラから認められること、指揮者への影響力を持つことなどを挙げた上で、ボスコフスキーの世代の人から聞いた話として、当時は指揮者に対してはっきり意見を言っていた(現在ではこのようなことはない)。今の若い人たちは指揮者の言いなりになっている。コンマスの役割としては指揮者を助けつつ、オケの意に反する点についてはブレーキをかけることが必要だろう、とのこと。

ベーム、カラヤン、バーンスタインといった巨匠たちと共演した最後の世代でもあり、コンマスはあと2年とのことで、現場の話をそろそろ自伝にでもまとめてもらいたいものである。
なお、最近、夫人が著書を出版されたらしい(まだ読んでいないが)。
http://www.shinchosha.co.jp/book/910009/

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