「上を向いて歩こう」

朝日新聞5/6朝刊の「SUKIYAKI 50年」という記事で、「上を向いて歩こう」の初演時の楽譜(一部)が掲載されていた。
よく見ると、驚いたことに冒頭の歌い出しは耳で聞いて覚えていたリズム、
休 う え を/む ー い て/休 あ ー る/こ ー ー う/
ではなく、
う ー え を/む ー い て/あ ー る こ/う ー ー ー/
になっている。 
ネット上で検索してみたところ、1961年7月21日、産経ホールで開催された「第3回中村八大リサイタル」における「上を向いて歩こう」の初演時の楽譜、というのが見つかった。
http://event.yahoo.co.jp/sukiyaki/databox/index.html
これを見るとさらに、
「おもいだすはるのひ」
や、
「しあわせはくものうえに」
「しあわせはそらのうえに
のあたりも、坂本九は楽譜と異なる歌い方をしている。
http://www.youtube.com/watch?v=bbH754gScuk

「メロディがうたいやすい」と言われているこの曲だが、特に、オリジナルの「あ ー る こ/う ー ー ー/」よりも「休 あ ー る/こ ー ー う/」の方が歌いやすいのは事実だろう。なお、上記オリジナル楽譜の間奏部分の三小節目は一拍目にちゃんと休符が書かれていることが興味深い。

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この記事へのコメント

pfaelzerwein
2013年05月06日 16:06
これは結構有名な話で、永六輔もよく語っています。中村八大の曲とは最初から替えてしまった若い坂本九ですが、追悼の番組ヴィデオなどをみると、そこから抜けて確りとした歌唱力をつけようとした苦労があったようです。しかし、あの歌だからこそ売れたと思うのですが、どうでしょう。多くの世界中でのカヴァーがネットで聞けますが、スキヤキにふさわしいのはやはり坂本のヒットがあるからだと思います。歴史的演奏実践や装飾にも似ているところがあるように、そもそもマンネリ化が避けれないこうした歌唱のヒットは楽譜には表されていないところがミソなのでしょう。
2013年05月06日 23:21
pfaelzerweinさま
コメントありがとうございます。確かに坂本九の歌唱は、個性的で優れたもので、作曲家の意図と合致しているかどうかはともかく、歌手/演奏家の音楽性、表現力によるところが大きいと言えると思います。

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