ティーレマン=シュターツカペレ・ドレスデン

録画しておいた「特選オーケストラ・ライブ NHK音楽祭2012」を観た(NHK-BSプレミアム)。2012年10月22日NHKホールでの収録。クリスティアン・ティーレマン指揮、シュターツカペレ・ドレスデンの演奏。曲目は下記の通り。
○ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
○ブラームス:交響曲第1番ハ短調作品68
○ワーグナー:歌劇「リエンチ」序曲(アンコール)
「濃い」ブラームスだったと思う。ティーレマンは、フレーズや音楽の流れに伴いテンポやダイナミクスを自由に変化させる。極めて遅いテンポだったかと思うと急にアチェレランドをかけすごい速さになっていたり、その伸縮、劇的な変化が音楽を活き活きとしたものにしているように思えた。場合によってはかなり強引な持って行き方の箇所もあったとはいえ、なかなかスリリングで聴き応えのある優れた演奏だったと思う。オケもひじょうによく指揮者につけていた。
最も印象的だったのは、交響曲第1番終楽章の弦楽器による有名なテーマ(62小節アウフタクト/アレグロ・ノン・トロッポ,マ・コン・ブリオ)の歌い出し。ブラームスの指定はポコ・フォルテだがここから音楽を解放してしまう演奏が多い中、ティーレマンはかなり禁欲的に抑え込んで歌わせていく。木管が加わり、94小節のフォルティッシモまでのクレッシェンドがその分ひじょうに効果的だったと思う。

シュターツカペレ・ドレスデンのメンバーは私にとってあまり馴染みがなく、1stVnの島原さん
http://www.staatskapelle-dresden.de/staatskapelle/orchestermitglieder/sae-shimabara/
以外は知らなかったのだが、トップサイドに座っていたのが、第1コンマスのYuki Manuela Jankeさんとわかる。
http://www.staatskapelle-dresden.de/staatskapelle/orchestermitglieder/yuki-manuela-janke/
管楽器のメンバーは前半でオーボエのトップを吹いていたのがセリーヌ・モワネだろうか(ちょっと顔が違うような感じではあった)。後半のフルート・トップはザビーネ・キッテルという人らしい。
木管セクション始め金管セクションも地味めな音色で、輝かしいソロを聴かせるというよりは、オーケストラの全体の音色を尊重しながらそれにとけ込んでいくというような方向性に感じられた。

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