ブラームス:交響曲第1番/ベーム=ベルリン・フィル

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私がこれまで持っていたのは、DGの20世紀の巨匠シリーズ:カール・ベームの芸術という中の一枚で、2006年に発売されたもの。OIBPのリマスタリングによる1200円の廉価盤だった(UCCG-4153/453 5432)。
http://zauberfloete.at.webry.info/200610/article_20.html
http://zauberfloete.at.webry.info/200801/article_23.html
今回、エソテリックからSACD/リマスター盤が発売されたとのことなのでやや迷ったものの結局購入した。いつもながら立派な装丁(?)で高級感があるが価格も3300円と安くはない。
まず、私の持っていたディスクにはクレジットされていなかったヴァイオリン・ソロには、ミシェル・シュヴァルベ、録音クルーも、エグゼクティブ・プロデューサ:オットー・ゲルデス、レコーディング・プロデューサ:ハンス・ヴェーバー、トーンマイスター:ギュンター・ヘルマンスの名前が記されている。また発売当時のLPレコードジャケットのコピー(裏表)も入っている。
私はSACDプレーヤーを持っていないので、CD層で聴く。これまで持っていたCDと比較するが、一聴して全体の音の厚みと各楽器の存在感が増したように感じる。弦楽器も艶やかでとても1959年(50年以上前!)の録音とは思えない。
諸井氏がライナーノーツに書かれている通り、ここで聴ける音は、低音の薄さ、オケ全体がなかなか前に出てこないというLP時代のドイツ・グラモフォンの録音イメージをまったく覆すもので、その低音の豊かさ、オーケストラの鳴りっぷりのよさはすごいものがある。名演がより素晴らしい音で聴けるようになったことは喜ばしい。
なお、ヘンな表現だが、このディスクを聴いてオーボエのシュタインスの音色がコッホに近づいた印象を受けた。音の芯がはっきりしてきたということだろうか・・。また、ここでのクラリネット奏者はやはりヘルベルト・シュテールではないかと思う。
なお、このディスク、通販はもちろん一般の小売店では取り扱っておらず、エソテリック特約店のみの販売ということで、仕方なく久しぶりに秋葉原 石丸電気まで出かけた。かつてのソフト館などはもはやなく、本店7階にひっそりとCD/DVD売り場があったが、国内盤はともかく輸入盤の数の少なさは目を覆わんばかりの貧弱さ・・。時代の流れとはいえ致し方ないことなのだろうか。

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この記事へのコメント

通りすがり
2011年08月29日 00:33
わたしもベーム盤だいすきです。ところでクラリネットですが、ライスターが自身の回想録で、印象深い録音の一枚にこのベーム盤を上げていたと記憶しています。2番を吹いて印象深いもないかと思うので、やはりトップはライスターだったのではないかと思いますが、どうなんでしょうね。

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  • ベーム盤のクラリネット奏者

    Excerpt: 先日のベームのブラームス1番の記事に関し、通りすがりさんからコメントをいただいた。 http://zauberfloete.at.webry.info/201108/article_18.html .. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2011-08-29 21:13