皆既月食

6/16(木)は満月だが、これに合わせて今回は皆既月食が起こる。
午前3時23分に食が開始、 4時22分に皆既月食となり、5時13分に食の最大(地球が投じる影の暗い中心部に月が重なる)、7時02分に月食が終わると発表されている。
今回、月は地球の影のほぼ中心を通るため、月食となる経路として最も長く、通過時間も最長になるとのことで、今回ほど長い(100分以上続く)月食は2000年以来で、次回は2018年まで起こらないという。
ただし、今回、東京の月の入り時刻は4時27分ということで、ほとんど観測はできないようである。
ちなみに月の入りの時刻は、福岡で5時12分、那覇で5時42分とのこと。

これに関連して、夏至を前に、6/16の各地の日の出/日の入り、月の出/月の入りの各時刻をあらためて調べてみた(データは主に「天文年鑑2011」)。

     北緯    東経     日出時 日没時 月出時 月没時
札幌  43度04分 141度21分 03:55  19:16  19:43  03:55
仙台  38度16分 140度52分 04:13  19:00  19:29  04:13
新潟  37度55分 139度02分 04:21  19:08  19:36  04:22
東京  35度42分 139度42分 04:25  18:59  19:27  04:27
名古屋 35度10分 136度55分 04:37  19:07  19:37  04:39
大阪  34度41分 135度29分 04:44  19:11  19:41  04:46
福岡  33度35分 130度24分 05:08  19:30  19:59  05:12
那覇  26度13分 127度40分 05:37  19:23  19:53  05:42

地球は太陽の周りを約23.5度傾いた方向に自転しながら公転している。そのため、夏至の頃は北極側が太陽の方を向くので同じ経度の場合、緯度が高ければ高いほど日出は早くなり、日没は遅くなる。逆に冬至の頃は、北極側は太陽と反対の方を向くので、同じ経度の場合、緯度が高いほど日出は遅くなり、日没は早くなる。なお、春分・秋分の頃は、北極側は横を向くのでほぼ経度だけで決まる(当然ながら東側にある地域から日出となる)。
このあたりのことまでは漠然と知っていても、月出/月没というのは、どのような関係になっているのだろうか、という疑問がわく。以下関連資料から抜粋。
○新月:(月は見えないが)この頃、月出、月没、および正中(カルミネーション)の時刻は太陽のそれとほぼ同じ。
○上弦:すべて太陽より六時間くらい遅れる。上弦では正午ごろ昇り、太陽が沈むころに正中し、真夜中に沈む。
○満月:月は夕方昇り、真夜中ごろ正中し、明け方沈む。
○下弦:夜明け前に昇って、明け方少しの間だけ見えている状態になり、やがて再び、太陽と一緒になる。
言われてみれば、確かに月の満ち欠けと出/入りの時刻は対応していると思うのだが、結局、月が出ている時間というのはその満ち欠けに応じて伸び縮みしているということなのか・・。
白道が黄道に対して約5度傾いているという難しい話は別にしても、上記各地のデータから一つわかることは、(地域に関係なく)夏至の頃の満月は、日没の約30分後に月出、そして月没と(翌日の)日出がほぼ同じ時刻になるということである。春分、秋分、冬至の頃にはどうなるのかまたあらためて調べてみたい。

なお、満月+皆既月食に加え、太陽フレアはM1.4と、この十日ほど3月上旬並みの激しい活動を続けている(http://swc.nict.go.jp/sunspot/)とのことで、再び大地震を警戒するよう呼びかけている人もいる。

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この記事へのコメント

通りすがり
2011年06月16日 14:09
音楽やオーディオのことなど、いつも楽しみに拝見しております。同じ楽器を演奏する者です。

地上からみると、月の動きは東から西へと太陽と同じ方向に動いていますが、月の公転のため毎日少しずつ太陽に後れをとってゆきます。29日で一回公転して周回遅れとなりますので、一日あたり約1時間(24時間÷29)ほど月出や月没のイベントが遅くなってゆきます。

掲載の月出・没時刻は6/16のものですので、「当日の月没(前日から出ていた月が沈む)と日出が同時刻、日没に月出が30分ほど遅れる、翌日の日出に1時間ほど遅れて月没」となります。ちなみに17日の月没は東京で5:30頃です。

今後も楽しい記事を期待しております。

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  • 月出と月没

    Excerpt: 前回の記事に、通りすがりさんからコメントをいただいた。 http://zauberfloete.at.webry.info/201106/article_10.html 私自身も、月の動きがどうな.. Weblog: Zauberfloete 通信 racked: 2011-06-17 22:19