のだめカンタービレ in ヨーロッパ

二夜連続で、のべ286分という特別番組。
テレビ放映中は欠かさず見ていたし、本も最新刊まですべて読んでいるので一応私もファンの一人であると思っている。
一日目は、指揮者コンクールがメインだったためややもの足りなかった。原因はやはり、のだめがほとんどピアノを弾かなかったためで、その意味で二日目はリストの超絶技巧練習曲、モーツァルト、ラヴェルなどが弾かれたこともありなかなか見応えはあった。
ヨーロッパ・ロケに加え、現地のオケ(プラハ放送響)や聴衆始め多くのエキストラ動員など、制作面での苦労がうかがわれたが、それは別としても、やはり、のだめの弾き姿、千秋の指揮姿が以前にも増してサマになっている点に今回も感心した。さらに黒木のオーボエ、茂木氏の特訓の成果か指も曲(K370)にぴったり合っておりさすがと思わせた(演奏も茂木氏のようだ)。
原作に結構忠実で、美しいヨーロッパの映像も多く、いつもながら、使われている音楽も場面に合わせてよく考えられていた(フジテレビのHPに詳細な楽曲リストが出ているが残念ながら演奏者は記載されていない)。今回は特にモーツァルト25番、ベートーヴェン「悲愴」などの効果が秀逸だったし、さらに、「アヴェ・ヴェルム・コルプス」、これはバックグラウンド・ミュージックではなく実際の演奏だったが本当に感動的だったと思う。
さて、今回の特番の視聴率、公式発表があったのかどうか知らないが、ネット上には既に各回の視聴率(関東地区)が出回っている。第一回(1/4)は18.6%、第二回(1/5)は21.0%という数字。ビデオリサーチ社の関東調査エリア内の推定母集団は17,136,000世帯(2007.10現在)と発表されているので、世帯視聴率1%は約17万1千世帯に対応することになる。ということは、20%の世帯視聴率というのは、関東地区で約342万世帯が見たという計算になる。ふだんのN響アワー等の視聴率をみると、世間にはいかにクラシック・ファンが少ないかということを痛感するのだが、今回の数字を見るとその約10倍以上ということで驚異的なものと言うことができる。
今回の番組をきっかけに、ブラームスの第一、チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲、「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」など(の一部であっても)を聴いて、少しでも「クラシック音楽って楽しい」と思ってくれる人がいたら私も大変嬉しい。
また、私自身、アマチュアながらいまだに音楽をやっている者として、番組の中での「何のために音楽をするのか?」という根源的な問いに対しては考えさせられるものもあった。が、それ以上に感じたことは、現実の世界においても、「若い」ということは無限の可能性を持っているということであり、そうした可能性を持っている若者たちへの期待と羨望、ということだった。

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