シューベルト:舞曲集

アンサンブル・ウィーンの久々の新譜(VMS)、2003年5月、ウィーンでの録音。
http://zauberfloete.at.webry.info/200606/article_25.html
たまたまネット上でその存在を知ったので、前記「バロック・ソナタ集」と一緒にオーダーしておいたもの。同じレーベルで同じ時期の輸入にもかかわらず、こちらは一枚3390円と超高値。店頭で見つけたら高くて買わなかったかも知れないが、オーダーしてしまった以上仕方なく購入した。が、このディスクは想像をはるかに超える素晴らしさで大変気に入った。
メンバーはライナー・ホーネク(WPhコンマス)、ライムンド・リシー(WPh 2ndVnトップ)、ペーター・ゲッツエル(WPh Vla奏者)、ヨゼフ・ニーダーハマー(ミュンヘン・フィルCb首席)の4人。曲目は下記の通り。
○5つのメヌエットと6つのトリオ D89
○ギャロップと8つのエコセーズ D735
○16のレントラーと2つのエコセーズ D734
○ワルツ D779
○グラーツ・ギャロップ D925
○Valses Nobles(12の高雅なワルツ) D969
○5つのドイツ舞曲 D90
有名ではない地味な曲ばかりでセールスもあまり期待できず、おそらくいずれ廃盤になると思う。が、このような小品を聴いても、随所に「ああ、シューベルト・・。」と思わせる瞬間が散りばめられており、感動を新たにする。私はモーツァルトが晩年に作曲したドイツ舞曲をとりわけ好んでいるが、シューベルトのそれはまた少し異なった味わいが感じられる。モーツァルトの舞曲が神に近いとすれば、シューベルトはもっと人間的と言えようか。明るく単純で素朴でありながら、時に、深い憂愁に閉ざされた内面が垣間見られる・・。完成度の高さではモーツァルトに及ばないが、このアンバランスさ、不安定さがシューベルトの魅力といえるのだろう。
なお、このディスクの中の数曲は、シャハム&セルシェルによる<SCHUBERT FOR TWO>(DG/2002)にも収められていた。
http://zauberfloete.at.webry.info/200708/article_19.html
シャハムとホーネクの歌い方、アプローチの違いが興味深い。

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