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モーツァルトづくしの一枚。フルートとハープのための協奏曲をメインに、21番のピアノ協奏曲の第二楽章、K331のピアノソナタの第一・三楽章、「ツァイーデ」の有名なアリアほかが収録されている。2006年1月ワルシャワでの録音(DG)。オケはシンフォニア・ヴァルソヴィア。 ゴールウェイは1939年生まれなので、今年もう67歳。最近の演奏を聴いていなかったのでやや不安はあったが、全くその心配は杞憂で全盛期とほとんど変わらない演奏にあらためて驚嘆した。 フルートとハープのための協奏曲の録音は6回目だろうか?今回のハーピストはカトリン・フィンチといううら若き女性(ちなみに、初回のカラヤン以外のこれまでの録音はすべてロブレスとのものだったと記憶する)。オケは古楽器的奏法で淡白系。今回の演奏ももちろん悪くはないが、私は何と言っても最初のカラヤンとの演奏を今でもベストと思っている。編曲モノはそれなり(?)の出来。ただ、「ツァイーデ」のアリアだけはソプラノ・パートをフルートに置き換えたものであり、聴きやすかった。 さて、このディスクのメインは、ディヴィド・オヴァートンという人が編曲した20分を超える、2本のフルートとオーケストラのための「The Magic Flutes」という曲(もう一人のフルートは夫人が吹いている)。モーツァルトのさまざまな曲をポプリ風につなげたもの(3楽章構成)で、これらの曲を0.1秒以内にすべて答えられたらモーツァルト博士と言えるだろう。 TAdagio-Allegro con brio 魔笛序曲に始まり、魔笛のアリア、K467、魔笛、交響曲39番、ピアノ協奏曲24番、プラハと魔笛序曲が同時進行し、アイネクライネ、プラハ、フィガロ、パパゲーノのアリア、フィガロのアリア、プラハ、フィガロ、魔笛、コシ、K364、K216を短調にしたメロディ、K491の終楽章(長い!)、K545、フィガロのアリア、魔笛、40番、ジュピター、39番終楽章、魔笛、フィガロのフィナーレ、パパゲーノのアリアなどでほぼ全曲クリア。 UMenuetto しかし、この楽章が苦戦した。フルート協奏曲(K313)の終楽章に始まり、魔笛のアリアと続いたが次の曲がわからず、しばらく考えてやっとハフナー交響曲のトリオだったことがわかる。再びK313、クラリネット協奏曲、アイネクライネのメヌエット、ハフナー、K219、美しい絵姿のアリア、K522、フィガロのアリア(もし踊りを)、K313、で、次の曲がどうしても思い出せず、10分以上考え込んでしまった。その後、K201終楽章、ファゴット協奏曲、K313、パパゲーノのアリアで終了。 VAllegro クラリネット協奏曲の終楽章で始まり、K216、春への憧れ、K482、K216、K201、K450(マニアック!)、K491、ホルン協奏曲第2番、コシのアリア、魔笛、2本のフルートによるカデンツァもあり、K450終楽章、k466終楽章、K522、グランパルティータのフィナーレで幕を閉じる。 結局、メヌエットでわからなかった曲はクラリネット五重奏曲の第三楽章だったことを思い出す。これが弦楽四重奏とクラリネットで聴けばすぐわかったのだが、オーケストラでの演奏だったのが思い出せなかった原因だと思う。このように予想できない文脈・状況に対する脳のフレキシビリティも歳により劣化していくことを実感する・・。頭の体操としてはなかなか面白いものだったが。 |
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