テーマ:演奏法

カトリーヌ・カンタン

カトリーヌ・カンタンといえば、プレートル=パリ・オペラ座管弦楽団のモーツァルト協奏曲集のCD(FORLANE/1988)で、ト長調のコンチェルトとフルートとハープのための協奏曲の2曲でソロを吹いていた人。あらためて聴き直してみたが、艶やかな音色で若々しくアグレッシブな演奏をしている。 名前しか知らない奏者だったが、バンド・ジャーナル9…
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モーツァルトの「アレグロ マエストーソ」

モーツァルト:フルート協奏曲第1番ト長調K313第一楽章に書かれている「アレグロ マエストーソ」の発想標語について調べてみた。 https://zauberfloete.at.webry.info/201906/article_5.html マエストーソは一般に日本語訳では、「威厳を持って、荘厳に」と訳されるが同時に、感嘆、尊敬の念…
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「楽譜の向う側~独創的な演奏表現をめざして~」

「応用楽典 楽譜の向う側~独創的な演奏表現をめざして~」という本を読んだ。著者は西尾洋、音楽之友社から2014年8月に発刊されている。先日、強弱記号について調べていた時に偶然本書の存在を知ることになった。 https://zauberfloete.at.webry.info/201904/article_19.html 図書館には所…
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楽典復習

「必ず役立つ 吹奏楽ハンドブック~楽典編~」(ヤマハミュージックメディア/2012.10)という本を読んでいたら、下記のような記述があった。 ●riten.(ritenuto)/リテヌート:ただちにテンポを緩める。 この指示がある小節で、ただちにテンポを緩めます。その緩めたテンポは、次の指示があるところまで有効です。 →何とな…
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呼吸法~その2~

「もっと音楽が好きになる 上達の基本」シリーズ、今回は神田寛明著「フルート」(音楽之友社/2018.11)。 正しい姿勢、練習の仕方などいろいろ参考になる点が少なくなかった。 中でも例えば、楽譜について ●楽譜に書くことで満足しては行けません。書き込む目的は覚えることであって、書き込みは覚えるまでの補助手段です。覚えたら消します。…
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呼吸法

先日紹介した、「上達の基本 ホルン」福川伸陽著(音楽之友社/2019.3)に書かれていた「胸式呼吸と腹式呼吸は同時に存在できる――初めのうちは、ゆっくり腹式呼吸をして、肺の底に息が入っていくようなイメージをもち、次に腹式を保ちながらゆっくり胸式で上半身の隅々まで息で満たされるようにイメージする」 https://zauberfloet…
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腹式呼吸

呼吸には大きく分けて「胸式呼吸」と「腹式呼吸」の2種類があって・・・、とはよく言われることだが、 「もっと音楽が好きになる 上達の基本 ホルン」福川伸陽著(音楽之友社/2019.3) を読んでいたら、以下のような記述があった(以下要約/引用)。 ○胸式呼吸:胸郭(肋骨)を動かすことにより、肺が広がる呼吸法。 ○腹式呼吸:横隔膜が…
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ハイドン:「天地創造」

来週の演奏会でこの曲を演奏する。 1798年に作曲されたこの曲は、ハイドンの最高傑作の一つと言われている。全体は3部に分かれ、旧約聖書の創世記の最初の部分に書かれた6日間にわたる、神による天地創造の過程とアダムとイヴの物語が描かれている。 概要はWikipediaにある程度書かれているが、 https://ja.wikipedia…
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川口成彦インタビュー

「レコード芸術」2019年3月号に、昨年行われた第1回ショパン国際ピリオド楽器コンクールで2位に入賞したフォルテピアノ奏者 川口成彦氏のインタビューが掲載されている。フォルテピアノとの出会いに関して、最初はモダンピアノを弾いていたが、古典派の演奏スタイルがよくわからなかったという。以下抜粋引用。 フォルテピアノに出会ったのは大学2…
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「同時奏法」

「教養としてのバッハ」(アルテスパブリッシング/2012.3)という本の第5章「バッハのクラヴィーア音楽~演奏者の立場から~」(加藤一郎著)を読んでいたら以下のような記述があった。  この時代は「同時奏法」と呼ばれる奏法が広く用いられていた。同時奏法とは、ことなる声部で、異なるリズムが同時に用いられたさい、拍のなかの最終音を同時に…
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メヌエットのステップ

「これで万全! バロック音楽の教え方」ムジカノーヴァ編(音楽之友社/2018.7)の中に、町田育弥氏による下記のような記述があった(以下一部抜粋)。 メヌエットのステップは伸・屈・伸/伸・伸・屈 ご存じのようにメヌエットは3拍子の舞曲です。けれどもステップのパターンは2小節すなわち6拍で一単位。足の動きを拍毎に示すと次のようにな…
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「楽譜から音楽へ」/バルトルド・クイケン

バルトルド・クイケン著「楽譜から音楽へ~バロック音楽の演奏法~」を読んだ。訳は越懸澤麻衣、道和書院から2018年1月に出版されている。 「はじめに」にもあるように、本書は研究書や(古楽をどのように演奏するかを解説した)実践的な手引書でもない。古楽をめぐる重要なトピックが演奏者の視点で語られていくのだが、アプローチがやや哲学的であり、著…
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「通奏低音弾きの言葉では、」

鈴木秀美著、アルテスパブリッシングから2017年5月に発刊されている。 あとがきによれば、業界では通奏低音奏者のことを「絶滅危惧種」と呼ぶのだそうだ。私もある団体で通奏低音を担当するようになってから3年が経つ。バッハのカンタータをチェロ、コントラバス、オルガンの方々と一緒に演奏するのだが、通奏低音は初心者だったこともあり、これまで指揮…
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「ピリオド楽器から迫る オーケストラ読本」

ONTOMO MOOK/「音楽の友」編、佐伯茂樹監修、音楽之友社から2017年7月に出版されている。 http://www.ongakunotomo.co.jp/kagutsu/k349.html 一般に、古楽器/ピリオド楽器による演奏というと、ルネサンスやバロック時代のレパートリーがイメージされるが、本書では作曲当時の楽器を使って…
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「エリック・ミヤシロがガイドする 管楽器奏者のための楽器スーパー上達術」

音楽之友社より2017年5月31日に出版されている。エリック・ミヤシロはホノルル出身のトランぺッター。吹奏楽、オーケストラ、学校講師、クリニシャン、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとして幅広く活動。 http://www.ericmiyashiro.com/ 本書は、「バンドジャーナル」の連載「エリック宮城さんに聞く楽器の悩みな…
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オペラ「道化師」に出てくる音楽用語

7月の公演に向けてレオンカヴァッロ:「道化師」を練習中なのだが、普段あまり見かけない音楽用語が少なくない。まあ、オケ奏者なので指揮通り演奏するしかないのではあるが、とりあえず以下にまとめておくことにした。 affannato:あえぎながら affrettando:次第に速く、せきたてて ancora:もう一度 a piace…
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Ah chi mi dice mai

NMA(NEUE MOZART AUSGABE)のスコアには欄外に演奏法のガイドが小さく書かれている。例えば、「ドン・ジョヴァンニ」第3曲ドンナ・エルヴィーラのアリア、「ああ 誰がいったい教えてくれるの、あの不実な男がどこにいるのかを~」(K527の65ページ) 。 http://dme.mozarteum.at/DME/nma/nm…
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「フィガロの結婚」/アーノンクール

アーノンクール=ロイヤル・コンセルトヘボウOの「フィガロ」(TELDEC/1993)を図書館で借りてきた。声楽ソリストはハンプソン、マルジョーノ、ボニーほか。演奏自体もなかなかユニークなものだったが、解説書にアーノンクールによる下記のような興味深い発言/記述が載っている。 アーノンクールとヨアヒム・カイザーとの対話 から抜粋 ●…
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「バッハのすべて」

○「新編 バッハのすべて~生涯、作品とその名演奏家たち」音楽の友編(音楽之友社/2016.12) ONTOMO MOOKシリーズで、バッハの生涯、名演奏家が語るバッハの世界、バッハ演奏家たち他の内容。「アーノンクール、クイケンなどへのインタビューや、演奏評――特に征矢健之介と山本友重の「シャコンヌ聴きくらべ」対談は興味深かった。そして…
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「バッハ・古楽・チェロ~アンナー・ビルスマは語る~」 

チェンバロ、フォルテピアノ、クラヴィコード奏者である渡邊順生と加藤拓未が、アムステルダムのアンナー・ビルスマの自宅でインタビューしたものをまとめたもの。2016年10月にアルテスパブリッシングから出版されている。 第1部 音楽活動、仲間たち、そして人生 第2部 チェロ、センツァ・バッソ 第3部 「無伴奏チェロ組曲」の奏法 第4部…
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「新版 モーツァルト 演奏法と解釈」

エファ・バドゥーラ=スコダ、パウル・バドゥーラ=スコダ著/今井顕監訳/堀朋平、西田紘子訳(音楽之友社/2016.4) 名著「モーツァルト 演奏法と解釈」(原著は1957年、日本語版1963年刊行)の新版。 http://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail.php?code=131110 …
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モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調K364~その3~

モーツァルトの初期交響曲におけるバッソへのファゴット参加については、以前書いた通り、当時は独立したファゴット・パートがない場合には、少なくとも一本のファゴットをバス・ラインに追加することが、絶対に必要というわけではないにせよ、好ましいとされていた。 http://zauberfloete.at.webry.info/201602/ar…
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「西洋音楽史再入門」

著者は村田千尋、春秋社から2016年7月に出版されている。 http://www.shunjusha.co.jp/detail/isbn/978-4-393-93033-5/ 「古代/中世、ルネサンス、バロック、古典派・・」といった時代別の記述による音楽史ではなく、音楽と社会の関係性に着目し、「楽譜」「楽器」「人」「場と機能」の4つ…
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「後期バロック音楽の演奏原理」

ハンス=ペーター・シュミッツ著/吉田雅夫監修/滝井敬子訳でシンフォニアから1982年に出版されている。今回、知人からお借りしたのだが、まだ絶版にはなっていないようだ。 ハンス=ペーター・シュミッツ(1916~1995)ブレスラウ生まれ。フルートをベルリン音楽大学に学び、その後ハレ大学とザール大学で音楽、哲学、芸術学を学び、哲学博士の称…
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「究極の読譜術~こころに響く演奏のために~」

小畑郁男・佐野仁美著により株式会社ハンナより2016年3月に出版されている。 第1部 音楽の表現とは? の章には下記のような記述がある。以下抜粋。 「拍子」は時間を均等に区分するものであり、「リズム」の本質は、楽譜に書かれることのない緊張と弛緩の連続的な交替にあるのです。 記号として書かれていないので気づきにくいですが、…
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「自分の音で奏でよう!」

著者はファーガス・マクウィリアム/Fergus McWilliam、サブタイトルは「ベルリン・フィルのホルン奏者が語る異端のアンチ・メソッド演奏論」。中島大之監修、岩井木綿子訳、ヤマハミュージックメディアから2016年2月に出版されている。 原題は blow your OWN horn:horn heresies 2011年に M…
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クラシックの真実は大作曲家の「自筆譜」にあり!

DU BOOKS/ディスクユニオンから2016年3月に出版されている。著者は作曲家の中村洋子、自身のブログから単行本化されたもの。「バッハ、ショパンの自筆譜をアナリーゼすれば、曲の構造、演奏法までも分かる」というサブタイトルが付いている。 何とも刺激的な本でひじょうに面白かった。 この本は、「レコード芸術4月号」の書評に採り上げられ…
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「ロマン派の音楽~歴史的背景と演奏習慣~」その2

アントニー・バートン編/角倉一朗訳「ロマン派の音楽~歴史的背景と演奏習慣~」(音楽之友社/2016.3)。 http://zauberfloete.at.webry.info/201603/article_7.html の続編。第2章以降の有用と思われる箇所を抜粋。 第2章 記譜法と解釈 装飾 ●ロマン派の時代には、装飾に…
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モーツァルトの初期交響曲/(バッソへの)ファゴット参加について

私が所属しているオケの5月の演奏会でモーツァルトの交響曲第29番を演奏する。この曲、ファゴットは編成上明示されていないため降り番となった。確かに、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなどが演奏するこの曲でファゴットが参加していることは普通ないのだが、ホグウッド=エンシェント室内Oの演奏などではファゴットが入っているように聴こえる。 それ…
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