ヴォルフガング・ベッチャー氏ご逝去

チェリストのヴォルフガング・ベッチャー(Wolfgang Boettcher)氏が亡くなった(享年86歳)。謹んで哀悼の意を表したい。
ベッチャー氏は1935年ベルリン生まれ。ベルリン音楽大学でリチャード・クレムにチェロを学ぶ。
1958年ミュンヘン国際音楽コンクールで2位、同年ベルリン・フィル入団、1963~1976年ベルリン・フィル、ソロ・チェリスト、1976年ベルリン芸術大学教授。
「ベルリン・フィル12人のチェリスト」の創設メンバーであり、ベルリン・フィルハーモニー・ゾリステン、ブランディス四重奏団のチェリストを務めた。

ベルリン・フィルのサイトには、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団のチェロ・セクションでは、7人以上のメンバーが彼の教え子であり、そのうち6人は現在もオーケストラで演奏している。
と書かれている。
https://www.berliner-philharmoniker.de/en/news/detail/death-of-wolfgang-boettcher/

主要な録音は下記の通り。
ベルリン・フィルハーモニー・ゾリステンのメンバーとして
○モーツァルト:フルート四重奏曲集/ツェラー(DG/1965)
○モーツァルト:オーボエ四重奏曲集/コッホ(DG/1965)
○モーツァルト:クラリネット五重奏曲/ライスター(DG/1965)

○J.C.F.バッハ:チェロ・ソナタ イ長調
ヴォルフガング・ベッチャー(チェロ)、クリストフ・カプラー(通奏低音/チェロ)、ヴァルデマール・デーリング(チェンバロ)
以下、ヴァルデマール・デーリング(チェンバロ)と共に通奏低音として
○ヴィヴァルディ:オーボエ・ソナタ ハ短調
ローター・コッホ(オーボエ)
https://www.youtube.com/watch?v=C3KwkqJGqN8
○ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ 作品1-13
トーマス・ブランディス(ヴァイオリン)
○プラッティ:フルート・ソナタ ト長調
カール=ハインツ・ツェラー(フルート)
以上(EMI/1966)
https://zauberfloete.at.webry.info/201306/article_17.html?1614341681

○ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調/フィルハーモニッシェ・ゾリステン・ベルリン(EMI/1969)
HaydnMozart.jpg
このLPのA面に収められていたのが、ローター・コッホによるモーツァルト:オーボエ協奏曲の一回目の録音。
オーボエ協奏曲はCD化されているが、チェロ協奏曲はおそらくCD化されていない。

○モーツァルト:フルート&チェロソナタ K10~15/ブランディス、ツェラー、デーリング(ARCHIV/1973)
○ブラームス:二重協奏曲イ短調/ヘルシャー(ヴァイオリン)、マリナー=シュトゥットガルト放送響(CAPRICCIO/1980)
○ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調/フィッシャー=ディースカウ=ザルツブルク・カメラータ・アカデミカ(ORFEO/1990)
https://www.youtube.com/watch?v=TE6JCotowBE

その他、ブランディス四重奏団として、
ベートーヴェン(Nimbus)、モーツァルト(ORFEO)の弦楽四重奏曲、
コッホ、ライスター、ザイフェルトとのモーツァルトの録音(Nimbus/1995)もある。

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