パーセル:「ディドとエネアス」

ヘンリー・パーセル:「ディドとエネアス」の公演を観た(8/13:セシオン杉並)。声楽ソリスト等は下記の通り。
〇ディド:見角悠代
〇ベリンダ:関口紫野
〇魔法使い/精霊:原田泰彦
〇エネアス:齊藤州重
〇侍女2 & 魔女1:小林美央
〇魔女2 & 水夫:田代光花
〇指揮/合唱指導:右近大次郎
〇管弦楽指導:ジョアン・プラナ
〇ダンス指導:岩佐樹里
〇ダンス:アカデミア・ムーサ ダンサーズ
〇管弦楽:アカデミア・ムーサ オーケストラ
〇合唱団:ハイドン コレギウム シンガーズ

これまで、ヘンデルのオペラはテレビで観たことはあったが、パーセルのオペラは初めて。
最初にジョアン・プラナ氏による作品に関するレクチャーがあり、その後開演。
演奏会形式ということであったが、要所要所にバロック・ダンスをはさみつつ、登場人物の適度な動きも加わって視覚的にもなかなか楽しめた。
合唱は35名程度、オケはヴァイオリン4、ヴィオラ、チェロ、バス各1、チェンバロという小さな編成。
驚いたのは、通奏低音のみの伴奏で歌われる歌(?)が少なくなかったこと。レチタティーヴォ的な曲もあるのだが、バロック時代のオペラは音楽より歌詞の方が優位を保つ形式であったということなのだろう。
声楽ソリストの中ではやはりディドを歌った見角が素晴らしかった。威厳/風格と存在感を併せ持ち、見事な歌唱を聴かせた。あと、魔法使い/精霊役の原田。インパクトのあるアルト声域の歌と大きな動きで舞台を引っ張っていた。
さらに、バロック・ダンスも単なるダンスにとどまらず演出に踏み込んだところもあり、変化に富んだ内容で見応えがあった。
正味一時間程度の演奏だったが、内容もわかりやすく、音楽も冗長なところがないので初心者にとっても大いに楽しめた。オペラ入門用としてもっと演奏されてよい曲なのではと思う。

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