イヴァン・フィッシャー=バイエルン放送響/モーツァルト39番

バイエルン放送交響楽団のHP, BRSO Mediathek→Videos で
https://www.br-so.de/brso-mediathek/videos/
イヴァン・フィッシャー指揮のモーツァルト:交響曲第39番の演奏を観た。
2019年4月12日、ミュンヘン、ヘルクレスザールでのライブ。
まず序奏。フィッシャーは「普通」よりかなり速く、四分音符:56/m 前後のテンポ、そしてアレグロに入ってからは付点二分音符:54/m くらいで振っている。
序奏の速さに関しては以前、アダージョを普通の演奏より速くすることにより、アレグロとの整合性がとれるのではということを考えたのだが、今回の演奏のアダージョ―アレグロのテンポ設定はまったくそのようなものになっている。
https://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_17.html
https://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_19.html
https://zauberfloete.at.webry.info/201202/article_20.html
実際に、序奏から主部への流れが自然で、ヴァイオリンの下降音型が序奏と主部で同じように聴こえてくるというのは、なるほどと思わせられる。
フィッシャーは、弱音を効果的に駆使しつつ、ちょっとしたルバート、間をうまくとりながら、時には念を押すように、かつ自然に音楽を運んでおり なかなか素晴らしかった。そして何より、バイエルン放送響の巧さ。特にフルートのブクリーの音色は突き抜けて美音だった。
バイエルン放送響はコンマス:バラホフスキー、対向の2ndトップはJehye Lee、表情豊かで大きな動きを付けた弾き姿は好感が持てた。管楽器ソロはCl:コルベット、Fg:マーシャル、Hr:テルヴィルガー、Trp:ロイビン(B管で吹いていた)など。
特筆すべきはティンパニのカーフス。楽器は普通のものだったが、木のバチでかなり音量を抑えた叩き方は印象的だった。やはりあのくらいの規模のオケでも、モーツァルトやハイドンの場合、普通に叩いたら大きすぎるのだろう。
あと、木管の並び方。向かって左から Fg2,Fg1,Fl,Cl1,Cl2 というフルートを真ん中にした並びで、以前、ベルリン・フィルでのモーツァルト:ピアノ協奏曲の時と同様。2列に前後に分かれて座るよりこのような並びの方が演奏しやすいように思う。

"イヴァン・フィッシャー=バイエルン放送響/モーツァルト39番" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント