「魔笛」/レヴァイン=WPh、デイヴィス=SKD

今回はハイライト盤を2点聴いた。まずレヴァイン盤(RCA)。ザルツブルク音楽祭のプロダクションの録音。声楽ソリストなどは下記の通り。
○ザラストロ:マルッティ・タルヴェラ
○夜の女王:ズディスラヴァ・ドナート
○パミーナ:イレアナ・コトルバス
○タミーノ:エリック・タピー
○パパゲーノ:クリスティアン・ベッシュ ほか
○合唱:ウィーン国立歌劇場合唱団、テルツ少年合唱団員
○管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
○指揮:ジェイムズ・レヴァイン
○録音:1980年9月1~4日/ウィーン、ムジークフェラインザール
声楽ソリストがやや異なるライブのDVDも発売されているが、
http://www.hmv.co.jp/artist_%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A1%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%881756-1791%EF%BC%89_000000000018888/item_%E6%AD%8C%E5%8A%87%E3%80%8E%E9%AD%94%E7%AC%9B%E3%80%8F%E5%85%A8%E6%9B%B2%E3%80%80%E3%83%9D%E3%83%8D%E3%83%AB%E6%BC%94%E5%87%BA%E3%80%80%E3%83%AC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%86VPO%E3%80%81%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%A4%E3%83%BC%E3%80%81%E3%82%B0%E3%83%AB%E3%83%99%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%80%81%E3%82%B3%E3%83%88%E3%83%AB%E3%83%90%E3%82%B9%E3%80%81%E4%BB%96%EF%BC%88%E6%97%A5%E6%9C%AC%E8%AA%9E%E5%AD%97%E5%B9%95%E4%BB%98%EF%BC%89_1426068
これはその2年前のスタジオ録音。レコーディング・スーパーヴァイザにはヴォルフ・エリクソンの名前も書かれている。とにかく渋く重い録音で、演奏も地味(堅実とも言えるが)。とは言えウィーン・フィルはさすがに上手く、ソリストたちもそこそこ聴かせる。フルートは木製(のハズはないが)のような音色(シュルツではない、この頃の首席は誰だったのだろうか?)。
第13番モノスタトスのアリアは今まで聴いた中では最速。しかし、パミーナのアリアはやはりかなり遅かった。
*余談ながら、このハイライト盤、序曲も収録されておらずサービス精神に欠ける。が、アリア全曲の対訳が付いていたり、ドイツプレス盤ながらトラック表記は英語。
YES,I AM THE BIRDCATCHER.
EVERY CREATURE FEELS LOVE'S JOYS
などと書かれるとあらためて当惑する。

続いてディヴィス盤(PHILIPS)、声楽ソリストなどは下記の通り。
○ザラストロ:クルト・モル
○夜の女王:ルチアーノ・セルラ
○パミーナ:マーガレット・プライス
○タミーノ:ペーター・シュライヤー
○パパゲーノ:ミカエル・メルビエ
○パパゲーナ:マリア・ヴェヌーティ
○弁者:テオ・アダム
○モノスタトス:ロバート・ティアー ほか
○合唱:ライプツィヒ放送合唱団、ドレスデン聖十字架合唱団
○管弦楽:ドレスデン・シュターツカペレ
○指揮:コリン・デイヴィス
○録音:1984年1月
序曲から堂々とした響きが素晴らしいが、ややゆったりし過ぎていると言うか、(序曲に限らず)全般的に着実/堅実/真面目な演奏という印象。オーソドックスと言えばオーソドックスなのだが、躍動感や生き生きとした感じに乏しいことも事実。
シュライヤーのタミーノは格調高く見事な歌唱。夜の女王のセルラもちょっと不思議(?)だが素晴らしい。プライスのパミーナも予想外に違和感がなかった。

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