猫の歌

画像

「ゆめのよる」に続く、波多野睦美が高橋悠治と組んだ第二作(avex-CLASSICS)。
7/13にリリースされていたのだが私も知らず、先日の朝日新聞夕刊で初めて知ることとなる。「ユーカリ」が収録されているとあっては購入しない訳にはいかず早速入手した。
http://zauberfloete.at.webry.info/201002/article_14.html
前作は、高橋悠治、モンポウ、プーランク、サティなどによる作品が収められていたが、今回は高橋悠治、ケージ、フェルドマン、ヴァイルなどの作品によって構成されている。収録曲は下記の通り。
01 民衆に訴える(作曲:高橋悠治/作詩:フランツ・ペーター・シューベルト)
02 18の春のすてきな未亡人(作曲:ジョン・ケージ/作詩:ジェイムズ・ジョイス)
03 「水牛」の歌(作曲:高橋悠治/作詞:ウェンディ・プサード)
04 オンリー(作曲:モートン・フェルドマン/作詞:ライナー・マリア・リルケ,J.B.ライシュマン)
05 夜の時間(作曲:高橋悠治/作詞:カール・クラウス)
06 殉難塔---墓碑銘1919年(作曲:クルト・ヴァイル/作詞:ベルトルト・ブレヒト)
07 溺れた少女のバラード(作曲:クルト・ヴァイル/作詞:ベルトルト・ブレヒト)
08 オフィーリア(作曲&作詞:高橋鮎生)
09 オフィーリア[ピアノソロ](作曲:ジョン・ケージ)
10 ユーカリ(作曲:クルト・ヴァイル/作詞:ロジェ・フェルネ)
長谷川四郎の猫の歌(作曲:高橋悠治/作詞:長谷川四郎)
11 猫の歌
12 おかし男の歌
13 白鳥の歌
14 あさのまがりかどの歌
15 花火の歌
16 パレスチナの子どもの神さまへのてがみ(作曲:高橋悠治/作詞:不詳)
17 妾ハ童唄抄(作曲:高橋悠治/作詞:矢川澄子)
18 世界でいちばん大きな木のうた(作曲:高橋悠治/作詞:長谷川四郎)
19 だるまさん千字文(作曲:高橋悠治/作詞:矢川澄子)
波多野睦美(メゾ・ソプラノ)
高橋悠治(ピアノ)
クリストファー・ハーディ(パーカッション)
録音:2010年11月29日~12月1日 岐阜サラマンカホール

私のような保守的な聴き手からみると、高橋悠治の曲は自由奔放、開放的で、歌詞が曲を超えることもあり、やはり前衛的であり現代曲と感じる。特に後半の曲はその傾向が顕著。しかし、聴いているうちに、間宮芳生による独唱とピアノのための日本民謡集(fontec/2001)での波多野の歌唱に通じるものがあることを感じた。全般的に、「ユーカリ」を始めとするクルト・ヴァイルの曲が特に素晴らしかったことは言うまでもない。

"猫の歌" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント