ウィーン・フィル歴代首席クラリネット奏者

プレヴィン=ウィーン・フィルの「シェヘラザード」(PHILIPS/1981.12)を久しぶりに取り出して聴いた。
今はなきフィリップス・レーベルの名演/名録音、ヴァイオリン・ソロはライナー・キュッヒル、それに加え、管楽器のソリストがクレジットされている。
○フルート:ディーター・フルーリー
○オーボエ:ヴァルター・レーマイア
○クラリネット:ホルスト・ハーイェク
○ファゴット:ミヒャエル・ヴェルバ
ホルスト・ハーイェク、おそらく日本ではほとんど知られていないウィーン・フィル首席クラリネット奏者である。私の手元にある1975年のウィーン・フィル来日公演のプログラムには、プリンツ、シュミードルと並んでハーイェクが首席奏者として写真も掲載されている。
ハーイェクは1944年オーストりア、Wels(リンツ近郊)生まれ、10歳からクラリネットを始め、ウィーンでルドルフ・イェッテルに学ぶ。1965年モーツァルテウムO、1971年ウィーン国立歌劇場管弦楽団首席、1973年からウィーン・フィル団員。1966~1986年アンサンブル・コントラプンクテのメンバー、1978年からウィーン国立音大教授。2008年にウィーン・フィル退団。
ハーイェクの名前がクレジットされている録音は、オッテンザマー(父)、トイブルなどと比べて著しく少なく、この「シェヘラザード」と、ウィーン管楽合奏団(DECCA/1976)によるヤナーチェクのバスクラ、二種類のモーツァルト:K411アダージョ(VoxBox/1966,DECCA/?)でのバセットホルン、アンサンブル・コントラプンクテによるシュトラウス集/クラリネットくらいではあるまいか。他の奏者と比べてもまったく遜色のない名手だっただけに残念である。
以下、ウィーン・フィルの歴代首席クラリネット奏者を記す(Yahoo知恵袋の記載にはこのハーイェクが抜けている)。
○レオポルド・ヴラッハ(1902~1956) 1928年からウィーン・フィル首席
○アルフレート・ボスコフスキー(1913~1990) 1940年頃(?)からウィーン・フィル首席
○アルフレート・プリンツ(1930~) 1955年からウィーン・フィル首席
○ペーター・シュミードル(1941~) 1968年から 〃
○ホルスト・ハーイェク(1944~) 1973年から 〃
○エルンスト・オッテンザマー(1955~) 1983年から 〃
○ノルベルト・トイブル(1957~) 1995年から 〃
○マティアス・ショルン(1982~) 2007年からウィーン国立歌劇場O首席、2010年からウィーン・フィル首席
○ダニエル・オッテンザマー(1986~) 2009年からウィーン国立歌劇場O首席

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