コルソ・ウィーン/ニューイヤー・コンサート

コルソ・ウィーンの演奏会を聴いた(カザルス・ホール)。
Vn6,Vla2,Vc1,Cb1,Fl1,Ob1,Cl2,Fg1,Hr2,Trp2,Trb1,Tim1,Perc1という編成、指揮はWPh(ウィーン・フィル)第2Vn奏者のアルフォンス・エガー。メンバーはプログラムによれば現役のWPh団員が8名と書いてあったが、ホルンのリントナーはWPh正メンバーだし、オーボエ奏者はプログラムにはA.エールベルガーと書かれていたが別人だった。
私が顔を見て分かったのは、コンマスのG.ザイフェルト、2ndヘルスベルク息子、Hrリントナー、Trbヨーゼル、そしてTimアルトマン兄くらい。それでも、国立歌劇場始めウィーンに関係深い奏者がかなり集まっているようではあった。
曲目は前半がモーツァルトのディヴェルティメント 二長調K251、交響曲第28番ハ長調K200、後半がランナー、シュトラウス一家のポルカ、ギャロップ、ワルツなど。
第一曲目は私の大好きなK251のディヴェルティメント。いきなりエールベルガー代理の若手オーボエ奏者が平易なソロを二回続けてミスったため音楽がぶち壊しになる。その後もオーボエは不調で興醒め。なお、第六楽章が省略された(プログラムには載っていた)のはどのような事情によるのだろうか。交響曲も全体に生彩を欠きあまり楽しめず・・。
ようやく本領(?)が発揮されたのは休憩後。ポルカ、ギャロップ、ワルツ等はさすがに楽しむことができた。この日の主役はティンパニ(「クラップフェンの森で」のカッコー含め)を叩いていたローラント・アルトマン氏(元WPh)。ティンパニはかなり小型だがネジ(ウィーン)式、本皮張りの楽器。そしてさすがにアルトマン氏、要所要所で全体を引き締める見事な叩きぶりだった(「皇帝円舞曲」では出が間に合わなかったこともあったがご愛敬)。
あとはザイフェルト氏、レハールの喜歌劇「フラスキータ」からセレナード「青空をしとねに」では見事なソロを聴かせてくれた。ホルンのリントナー氏も初めてソロを聴いたが音色、音楽とも申し分なかった。
そして「美しく青きドナウ」に続いて演奏されたアンコールの2曲目。ウワサに聞いていたグスタフ・ペーター:「レンツ・サーカスの思い出」。アルトマン氏が木琴(?)のような変わった楽器を演奏したのだが、これが超超絶技巧で唖然とするほど見事なもの。さらに「ラデツキ―」を挟んで最後に再び「レンツ・サーカスの思い出」。今度は木琴に続いて、ファゴット、クラリネット、フルート、トランペット、ヴァイオリンなどがそれぞれ超絶技巧を聴かせるという演出。何はともあれ大変楽しめた。終わり良ければすべて良し。

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