オッフェンバック序曲集

久しぶりにオッフェンバック序曲集を聴いた。
オッフェンバックは私が大好きな作曲家であり、一部のオペラを除き、出回っているCDはほとんど持っていると思う。序曲集(「パリの喜び」以外のもの)もマリナー、ヴァイル、フレモー、アルメイダなどを持っている。
http://zauberfloete.at.webry.info/200603/article_3.html
今回聴いたのはカラヤン=ベルリン・フィルによる演奏(DG/1980)。「地獄のオルフェウス(天国と地獄)」、「青ひげ」、「ジェロルステイン大公妃」、「美しいエレーヌ」、「ヴェル・ヴェル」、「ホフマン物語~舟歌」が収録されている。「天国と地獄」以外はカラヤン唯一の録音。ほとんど編集された様子もなく、金管が音を外していたり、アンサンブルが乱れがちの箇所もある。デジタル録音最初期の録音で、やや硬くフォルティッシモで音が飽和する傾向があったが、今回はパワーアンプがかなり暖まっていたせいか結構美しく響いた。
このような曲はさすがにカラヤン、素晴らしい演出と巧みな表現力で聴く者を圧倒する。ベルリン・フィルの実力も凄いもので、この上なく繊細な歌いまわしや、たたみかけるようなパワーには唖然とさせられる。「天国と地獄」ももちろん素晴らしいが、「ヴェル・ヴェル」の見事さが何と言ってもベスト。
次に聴いたのは、フレモー=バーミンガム市響の演奏(Klavier International/録音年月不詳)。「天国と地獄」、「ジェロルステイン大公妃」、「美しいエレーヌ」などが入っており、アナログ時代の結構古い(?)録音をデジタル・マスタリングしたディスクなのだが、これがまた名演&名録音。中でも私が最も好きなのは「パリの生活」序曲。途中テンポを落とした箇所で奏される大太鼓の響きは、まさに空気を揺らし、皮の振動が全身に伝わってくる。続くカンカンの圧倒的な盛り上がりも素晴らしい。

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