聴力の大規模データベース

国立病院機構東京医療センターなどのグループが、20年間の検査データをもとに、音を聞き取る力、聴力を比較する基準となる大規模なデータベースを作成したとのこと。10代から90代までの幅広い年代に渡るもので、これほど大規模なものは世界初という。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210330/k10012943341000.html
以下、プレスリリース。
https://www.keio.ac.jp/ja/press-releases/files/2021/3/25/210325-1.pdf

(分析概要)
国立病院機構東京医療センター耳鼻咽喉科において 2000 年から 2020 年までに行われた約 7 万件の聴力検査結果から、加齢以外の耳疾患による影響と考えられるものを除いた 10,681 人(10代から90代)を対象に、聴力閾値(各周波数において聞くことのできる最も小さな音の大きさ)の年代別平均値を男女別に算出した(図 1)。

*詳細はプレスリリース内の図1を参照。
以下、上記結果をもとに毎日新聞社が作成した簡易図。
https://mainichi.jp/articles/20210324/k00/00m/040/349000c
DB聴力.jpg

(結果概要)
○男性は女性と比べて高音(特に4000Hz)の聴力低下が早い
○高齢者では女性の方が低音部の聴力低下が認められる
――以上の結果は、欧米の中規模データベースの報告と一致しており、人種の影響はなく同一の傾向があることが示された。

○対象となった20年の間に40代以下の若年層において高音部(4000Hz)の聴力が徐々に低下している
――このことは、ポータブル音楽デバイスなどによる日常的な騒音曝露の影響によるものと考えられ、イヤホンやヘッドホンなどにおける過大音に対する対策の必要性を示唆する結果であると考えられる。

とのことである。

以上、上記の図1は、大サンプルの検査結果をもとにしたという意味で、さらに、60代以上の高齢者層のデータが多いということで、ひじょうに有用なデータになると思われる。
男女別および各年齢層(60~64、65~69、70~74、75~79、80~84、85~89、90~99)別のデータはこれまでほとんどなかったので、
自分の聴力が年齢相応なのか、あるいは年齢平均より悪いのかといった判断をする際に参考になる。

いずれにしても、60歳を過ぎると聴力は一気に低下するということがあらためてわかる。
しかし、そうなることが避けられない現状では、甘んじて受け入れていくしかないのだろう。

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