鈴木雅明=N響/ハイドン&モーツァルト

「クラシック音楽館」をリアルタイムで観た(1/10)のだが、気になった点があったのでNHKプラスで再度視聴した。
テレビの方が画面は大きくて見やすいのだが、普段はテレビのスピーカ―で(漫然と)聴いているためやはりディテールまでは聴き取れない。
その点、パソコンにイアフォンを付けて聴くと、画面ははるかに小さいが、音声はかなりはっきりと聴き取ることができる。
そして何より、「?」と感じたところはすぐに戻って確認することができる。
ということで、鈴木雅明指揮N響の演奏会。曲目は下記の通り。

○ハイドン:交響曲第101番ニ長調「時計」
○モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K543
○管弦楽:NHK交響楽団
○指揮:鈴木雅明
○収録:2020年10月17日/NHKホール

期待をはるかに上回る素晴らしい演奏だったと思う。
躍動感があり、生き生きとした音楽で十分楽しめた。
ヴァイオリンは両翼配置、低弦は向かって左、ティンパニは向かって右奥。管楽器も奏者間は通常に近い配置。

演奏は古楽的でノンヴィブラート奏法に近い感じ、概して速めのテンポ、切れ味鋭くクリアな音楽づくり。
フレーズはどちらか言うと短く、しっかり句読点を打つ感じで途切れることも少なくないが、それでも音楽の流れは損なわれない。
リピートはすべて指示通り。但し、メヌエットのダカーポ時は一回。

ハイドンは愉悦感に満ち、歯切れよく明るく軽やかな響き。優れた演奏だった。
そして、モーツァルトも秀演で、特に感心したのが第一楽章。
まず序奏のテンポ。前世紀に一般的だった遅いアダージョではなく、主部のアレグロと連動した適切な速さ。
ヴァイオリンのB→Gのポルタメント的な移行、フルートやクラリネットの浮き上がらせ方などを始め、波打つような強弱の付け方、フレーズの収め方、移行時のテンポの変化、絶妙な間の取り方などなど、よく考えられた、しかし不自然ではない演出でN響もよく指揮に付けていた。

N響はコンマス:白井圭、木管は神田、青山、伊藤、宇賀神、ホルン:今井各氏。

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