ドヴォルザーク:交響曲第8番ト短調

ベルリン・フィルから送られてきた Digital Concert Hall 20/21 の冊子を見ていたら、12/19イヴァン・フィッシャーが指揮するコンサートの欄に、
Antonin Dvorak symphony No.8 in G minor,op.88
と書かれていた。
確かにこの曲はト短調で始まるので、ト短調の曲と言えなくもないが、一般的に、ソナタ形式で作られた曲の調性は序奏ではなく主部の調で決まるので、この曲はト長調と呼ばれている。
しかし、このト短調の序奏の主題は127小節、219小節で再現されるため、第一主題の一部であるという解釈も存在するらしい。これが序奏ではなく、主部と考えれば、「ト短調」という考え方もあるのかも知れないと思う。

序奏と主部の調性が異なる、という意味ですぐに思い出されるのは、
ハイドン:交響曲第101番二長調「時計」と交響曲第104番二長調「ロンドン」。
両曲とも序奏はニ短調で始まるが、主部はニ長調。
しかし、それ以外の曲がすぐに思い出せない(あとは「ロザムンデ」序曲くらいか)ということは、序奏と主部の調性が違う曲はそれほど多くはないのかも知れない。

ここで話は逸れるが、上記の問題を調べていた時に、「チャイコフスキ―のピアノ協奏曲はなぜ変ロ短調か」という記事に巡り合った。
http://seiko-phil.org/2013/02/14/120447/
上記にも書かれている通り、私も変二長調のメロディを第一主題と思いこんでいたのだが、実際は108小節のアレグロ・コン・スピリートからが主部(変ロ短調)とのこと。
序奏も異常に長いことがあるということで納得した。

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