最近読んだ本2020/06

●「地下鉄の駅はものすごい」渡部史絵著(平凡社新書/2020.5)
東京メトロ、東京都営地下鉄を中心に、その駅の歴史、建設にあたっての制約、機能やデザイン、設備などについて詳しく解説されている。
興味深い話題が少なくなかったが、私も知らなかったのが有楽町線などにみられる「すり鉢状の勾配」の話。「駅のある場所は地表に近く、駅間の中心は深いところにある」という構造にすることにより、駅を発車した電車は、深いところに向かって下り坂で加速して、駅に近い上り坂になると減速する。その結果、電車の加速と停止をできるだけ少ないエネルギーで行うことができるという。

●「ぶらぶら美術・博物館 プレミアム アートブック2020-2021」(KADOKAWA/2020.4)
3月以降、演奏会と同様に美術展もことごとく中止となった。当番組や「日曜美術館」などで一般公開はしていない美術館を多少は観ることはできたが、今後どうなるのだろうか。行きたい美術展も少なくないが本当に開かれるのかどうか・・・。

●「ワインの絵事典」森覚著(新星出版社/2020.3)
一般的なワインの入門書だが、絵を多用しひじょうに読みやすくなっている。ブドウの種類から料理との合わせ方などはもちろん、香りの要素、味わいの表現法、テイスティング用語などもまとめてある。

●「新版 ワインの図鑑」君嶋哲至監修(マイナビ出版/2020.3)
「世界のワイン287本とワインを楽しむための基礎知識」というサブタイトルがついている。基礎知識部分は参考にはなるが、世界のワインの紹介は中途半端。事典的に網羅できる訳にはいかないので、生産国とか買いやすい価格帯に絞るとか何らかのセレクションは必要と思った。

●「オーケストラ」クリスチャン・メルラン著/藤本優子・山田浩之訳(みすず書房/2020.2)
https://zauberfloete.at.webry.info/202006/article_7.html

●「至高の十大指揮者」中川右介著(角川ソフィア文庫/2020.1)
トスカニーニ、ワルター、フルトヴェングラー、ミュンシュ、ムラヴィンスキー、カラヤン、バーンスタイン、アバド、小澤、ラトルの10人についての生い立ち、活動などについて語られる。
https://www.kadokawa.co.jp/product/321811001059/
特に、あまり伝記のないラトルはじめ、アバド、ミュンシュ、ワルターなど初めて知る内容が少なくなく興味深く読んだ。

●「美人画ボーダレス弐」芸術新聞社監修(芸術新聞社/2020.1)
想像していた内容とはちょっと違ってはいたが・・・。
油彩、水彩、アクリル、ペン、デジタルなど様々な表現を駆使する作家による、ジャンルの垣根を取り払った美人画表現集。かなり「現代的」な作品が中心になっている。

●「絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理」大谷義夫著(日経BP/2019.12)
大谷先生が実践している体調管理の柱は下記の3つとのこと。
1)体調を崩す最大の原因である、風邪・インフルエンザを予防する
2)食事など生活習慣を整えて「体調を崩さない基礎体力」をつける
3)睡眠不足や運動不足など「不調のトリガー」を取り除く
本当に基本的なことばかりだが、各章でその具体的な詳述がされている。

●「風神雷神 Juppiter,Aeolus」原田マハ著(PHP研究所/2019.11)
久しぶりの原田マハの長編。ひじょうに面白く読んだ。とにかく宗達のキャラクター描写が秀逸で納得させられた。
常識的にはあり得ない設定のフィクションではあるが、登場人物が同時代に生きていたことから、絶対になかったと言い切れる訳でもない。

●「言葉を育てる~米原万里対談集~」(ちくま文庫/2008.9)
養老孟司、糸井重里、辻元清美、林真理子、児玉清、多田富雄、田丸公美子などとの対談集。
対談というのは、著述と異なり推敲/訂正などができないため、その人のありのままが明らかになる。
そしていつもながら、全く揺るぎのない確信に満ちた信条、論理的な一貫性、絶えざるユーモアなどはさすがと思わせる。

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