ポリーニ/ベートーヴェン最後の三つのソナタ

録画しておいた「プレミアムシアター」を観た。マウリツィオ・ポリーニ/ベートーヴェン最後の三つのソナタ。曲目等は下記の通り。
○ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 作品109
○ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番変イ長調 作品110
○ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調 作品111
○ピアノ:マウリツィオ・ポリーニ
○収録:2019年9月27日/ヘラクレス・ザール(ミュンヘン)

久しぶりに見るポリーニはずいぶん歳をとったように思えた。ポリーニは1942年生まれなのでこの時77歳。見た目はあまり元気がなく、覇気も感じられない。
重厚でスケールの大きい演奏とは思ったが、逆に言うと精妙さに欠ける大味な演奏ではあった。技巧の衰えはさほど感じなかったものの、冴え冴えとした切れ味の良さはあまり感じられなかった。
再録CDや映像も発売されており、この演奏と同時期の録音になる。
https://tower.jp/item/5003573/ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番~第32番-%5bUHQCD-x-MQA-CD%5d<生産限定盤>

これらの曲、一応CDや映像も持ってはいるが、私にとってあまり馴染みがない(よく知らない)曲だった。
弦楽四重奏もそうだが、ベートーヴェン晩年の作品というのは難解と言うべきか、ヘンな(変わった)曲が多い。
ピアノソナタでいえば「悲愴」や「熱情」のような聴きやすさはまったくなく、まともに向き合うことが要求される。

そして、今年になってNHK-BS「クラシック倶楽部」で河村尚子の演奏を聴いた。
曲目は、第30番第3楽章と第31・32番(2019年11月13日/紀尾井ホールでの収録)。
若々しく新鮮な演奏ですっかり魅了され、特に第32番第二楽章でのスウィング感は圧倒的な説得力があり、その後も何度か聴き直していた。
そんな中での今回のポリーニの演奏。
比較するのはあまり意味のないこととは思いつつ、個人的には河村の演奏の方により魅力を感じている。

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