モーツァルト:弦楽五重奏曲全曲演奏会ライブ

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モーツァルトの誕生日である1月27日を挟んでザルツブルクで開催される音楽祭「モーツァルト週間」。
2014年の同音楽祭で行われたモーツァルトの弦楽五重奏曲全曲演奏会のライブ盤(Belvedere) を購入した。曲目等は下記の通り。
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第1番変ロ長調 K174
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第6番変ホ長調 K614
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第4番ト短調 K516
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第2番ハ短調 K406
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第5番ニ長調 K593
○モーツァルト:弦楽五重奏曲第3番ハ長調 K515
○収録:2014年1月29,30日/ザルツブルク モーツァルテウム大ホール

メンバーと生年(筆者が追加)は下記の通り。ヴィオラのコセを除けば若い人たちと思っていたが、クレメンス・ハーゲンも50歳を超えており若いとは言えない。
なお、ステージの並び順も舞台に向かって左から下記の順。
○第1ヴァイオリン:ルノー・カピュソン(1976~ )
○第2ヴァイオリン:アリーナ・イブラギモヴァ(1985~)
○第1ヴィオラ:ジェラール・コセ(1948~)
○第2ヴィオラ:レア・エニノ(1991~)
○チェロ:クレメンス・ハーゲン(1966~)

室内楽を映像で観る楽しみは、各奏者の駆け引きというかコンタクトの取り方、表情などが観られること。弦楽器奏者にとってはボーイング、指遣いなども参考になるのではと思う。
とにかく緊張感に溢れる素晴らしいアンサンブルだった。特に展開部などでの各パートの主張、せめぎあいは激しいもので、室内楽でここまでやるかという感じの見応え十分のぶつかり合いを観ることができた。
最も表情豊かで動きも大きかったのはイブラギモヴァ。スキあらば襲いかかりそうな雰囲気でなかなかスリリングだった。
カピュソンはポーカーフェースで、マイペース。特に皆をリードしていこうという感じもあまりしない(他のメンバーが合わせようとしているせいもある)。技術的/音楽的には優れたもので見事な演奏だった。
コセはさすがに大ベテランの貫禄。何事にも動じることはないが周りへの気遣いもなかなかのもの。
エニノは若いが技術的にも優れ、コセとハーゲンに見事に付けていた。
ハーゲンは見事な技巧、ベテランらしく安定感のある落ち着いた佇まい。表情もほとんど変えなかったがニ長調の終楽章で見せた笑顔は印象的だった。

イブラギモヴァが1stVnを弾いたK515の映像もあったが、
https://zauberfloete.at.webry.info/201808/article_8.html
今回の演奏ははまた違った意味の面白さが感じられる演奏だった。

それにしてもあらためて感じることは、モーツァルトの弦楽五重奏曲というのは本当にどの曲も名曲であるということ。
ト短調、ハ長調の両曲を筆頭に、変ホ長調、ニ長調はマニア好み(?)の名曲だし、ハ短調、変ロ長調も捨てがたい。

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