最近読んだ本2019/10

●「静寂から音楽が生まれる」アンドラーシュ・シフ著、岡田安樹浩訳(春秋社/2019.9)
前半はマーティン・マイアー(チューリヒ在住のジャーナリスト、著述家)との対談(音楽と演奏解釈、人生の歩みなど)、後半はシフがこれまでに発表してきた文章を集めたもの。
バルトークの演奏をする際に、「私は音楽言語とならんで、ハンガリー語のアクセントや抑揚なども頼りにしています。」と言っており、また「ドイツ語を一言も話せないピアニストは、バッハやベートーヴェンを弾く際に、アクセントの付け方やフレージングなどにおいてとんでもない間違いを犯してしまいます。普遍的な音楽を書いた作曲家の頭のなかにもドイツ語があったということを、彼らは認識していないのです。」
という発言はじめ、共感できる点が少なくなかった。ひじょうに読み応えのある内容の一冊。

●「世界のすごい爬虫類」加藤英明著、蛸山めがね マンガ・イラスト(誠文堂新光社/2019.9)
世界各地の爬虫類について、マンガ/イラスト、写真、図版などでわかりやすく説明している。なお、爬虫類にとどまらず「生き物図鑑~番外編~」として哺乳類、両生類、鳥類、魚類、昆虫などについても一部説明されている。

●「赤ちゃんはことばをどう学ぶのか」針生悦子著(中公新書ラクレ/2019.8)
発達心理学、認知科学が専門の著者が様々な研究により赤ちゃん、幼児を中心とした言語習得プロセスを明らかにする。赤ちゃんは驚くべき能力を持っている反面、子供はあっという間に外国語を覚えるというのは誤解であって、幼児、子供であってもそれなりに努力が必要であるという。

●「病気知らずの食べ方みがき方」栗原毅、栗原丈徳監修(日東書院/2019.8)
内科医と歯科医による監修。健康長寿は口のケアから、ということで正しい食べ方と口のケアについてが主テーマ。口腔機能の維持と歯を守ることが食べられる口を維持し、それが健康寿命を延ばすという。歯みがきは「就寝前」と「朝起きた直後」がベストとのこと。「就寝直前」はあまり良くないと書かれていた本もあったが、「朝起きた直後」はやはり間違いないようだ。あと、口の中で細菌が最も繁殖するのは舌とのこと。「舌ブラシ」もたまには必要かも知れない。

●「血管詰まりは腸から治す」藤田絋一郎著(青萌堂/2019.7)
心臓・血管と腸には大切な関係があり、腸を変えることで免疫力が高まり老化を防ぐことができ、血管は若返っていくという。そのための血管強化食ーー食材とその食べ方について詳細に説明されている。

●「ジェット旅客機の秘密~改訂版~」中村寛治著(サイエンス・アイ新書/2019.6)
著者は元航空機関士で、航空機と飛行機の違い、音の速さとの関係、飛行機のしくみ、ジェットエンジンについて、安全対策についてなど、いろいろな疑問に図や身近な例などでわかりやすく説明している。とはいえ、個人的にはやや難解な個所もあったが他に類を見ないユニークな書であることは間違いない。

●「女と男の絶妙な話。」伊集院静著(文藝春秋/2019.5)
週刊文春の人生相談「悩むが花」におけるQ&A集。人生におけるヒントが満載されている。もちろん、そのまま受け取ってはならない部分も含まれてはいるが読み物としてはひじょうに面白い。

●「健康長寿は「気力」がつくる」かめいじょーじ著(叢文社/2019.4)
気(エネルギー)力をつけることが長寿の秘訣ということで、適量の食事、農薬の害、完全食(そのままの姿で食す:玄米、魚などを丸ごと食べる)が健康の元などが推奨される。

●「男子観察録」ヤマザキマリ著(幻冬舎文庫/2019.2)
ひじょうに面白かった。著者ならではのユニークな視点による「真の”男らしさ”とは?」に答える男性論。世の中の女性の過半数はこのような意見ではないと思うが、だからこそ著者の言葉には重みがある。

●「愉快!痛快!アラスカ暮らし」河内牧栄(誠文堂新光社/2016.5)
アラスカ、フェアバンクスに移住した著者による、電気や水道のない森の中のキャビンで生活記。都会のマンションで生活する人間にとっては想像もつかないが、まったく別の世界が拡がっているのだろう。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント