La Musica Collana/オリジナル楽器による古典協奏曲の祭典

La Musica Collanaの演奏で「オリジナル楽器による古典協奏曲の祭典 」というコンサートを聴いた(10/18 五反田文化センター)。
曲目、ソリストは下記の通り。
○J.ハイドン:チェロ協奏曲第1番ハ長調 Hob.VIIb:1
 チェロ:島根朋史
○W.A.モーツァルト:オーボエ協奏曲ハ長調 K314
 バロック・オーボエ:三宮正満
○W.A.モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K216
 ヴァイオリン:丸山韶
○W.A.モーツァルト:ピアノ協奏曲第14番変ホ長調 K449
 フォルテピアノ:川口成彦
 ※使用楽器: ヴァルター(1800年頃、P.マクナルティによるコピー)
La Musica Collanaは丸山韶が主宰する古楽オーケストラ。今回はヴァイオリン:4~5、ヴィオラ1~2、チェロ:2、バス:1という編成。
ソロ、オケすべてが古楽器によるハイドンとモーツァルトの協奏曲集。すべての曲に川口のピアノフォルテが加わっていたが、長い音符のバックなどで弾かれるさりげないアルペジオは初めて聴くもので、通奏低音(?)含めなかなか新鮮な響きではあった。
各ソリストも優れた演奏で十分楽しめたが、やはり管楽器だけは現代楽器との音色や機能の差は大きく、好みが分かれるところだと思う。

あらためて、ピアノフォルテ+古楽器という編成でモーツァルトの協奏曲を聴いてみて、モーツァルトが聴き馴染んでいたであろう当時の響きについて考えさせられた。
現代のオケのようなスマートで洗練された響きではなく、ある意味ゴツゴツした素朴な響きではあったが、特筆すべきはやはりフォルテピアノの音色と音量。現代のピアノと比べると音量こそ比較にならないほど小さいが、ニュアンスに富んだ、かつ他の楽器とバランス的にも溶け合うまろやかな響きにはやはり納得させられる。

逆に言えば、モーツァルトのピアノ協奏曲を現代のフルコンサート・グランドを使って弾く場合、弦楽器は人数を増やせばよいが、管楽器の音はどうしてもアンバランスになる(ピアノに負ける)ことは明らか。ピアノの音に埋もれないためには、管楽器は一番前の列で演奏するなどの工夫はどうしても必要になるだろう。

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