Hier stehe ich als Raecher,ich selbst bin Eisenstein!/復讐するのはこの俺だ 俺こそアイゼンシュタイン!

J.シュトラウス:喜歌劇「こうもり」第三幕終盤の第15曲テルツェット、オイレンブルク版スコアで569小節目。
弁護士に変装したアイゼンシュタインがロザリンデとアルフレートの相談を受けているうちに我慢できなくなり、かつらと眼鏡を投げ捨てて「俺こそがアイゼンシュタインだ」と正体を明かす場面。

オケは、高弦のキザミの上に ffで金管+ティンパニが16分音符●+16分休符△で、
●●●△●●●△(ジャジャジャン、ジャジャジャン)
と演奏し、
次の小節、弦が1拍目8分音符を fzで”ジャン”と弾き、その後ろで木管が2分音符で引っ張っている。

アイゼンシュタインは、
最初の小節の2拍目ウラ(次の小節のアウフタクト)から8分音符/F で歌い始め、
次の小節を2分音符/Asで引っ張って次のレチタティーヴォに入るという楽譜になっている。

なお、金管の最初の小節(569小節)の2個目の16分休符にはフェルマータが、
569小節と570小節を区切る縦線/小節線の上にもフェルマータが書かれている。

ここの箇所、一般的にどのように演奏されているかを確認しようと思い、いくつかの演奏を聴いてみた。

〇クライバー=バイエルン国立歌劇場O/DVD(DG/1986)
上記フェルマータは無視され、インテンポで突き進む。金管の最後の16分音符とアイゼンシュタインのアウフタクトの8分音符が重なっている。
〇カラヤン=ウィーン・フィル(DECCA/1960)
ほとんどテンポを緩めず、レチタティーヴォにつなげている。なお、フィルハーモニアOを指揮した演奏(EMI/1955)もほとんど同様。
〇ベーム=ウィーン・フィル(DECCA/1971)
楽譜通りオケは一瞬停止し、アイゼンシュタインのアウフタクトを待って次の小節で一斉に集合する。
〇プレヴィン=ウィーン・フィル(PHILIPS/1990)
驚いたことに、オケが先に次の小節の1拍目に入ってから(ジャジャジャン、ジャジャジャン / ジャン が終わってから)アイゼンシュタインがアウフタクトから歌い出すという演奏になっている。

前回の歌合わせの時に、この箇所が危なかったのであらためて聴き直してみたのだが、楽譜通りのベームの演奏はなかなかリスクが大きい。やはり無難(?)なのはフェルマータを無視してインテンポで進むというやり方なのだろう。

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