オッフェンバック/知られざる名序曲集

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オッフェンバック(1819~1880)は今年生誕200年ということで、新しい録音が続いているが今回購入したのは、
オッフェンバック「知られざる名序曲集」という一枚(CPO/2017)。
曲目は下記の通り。
○「おしゃべり屋たち」序曲
○「羊飼い」序曲
○「にんじんの王様」第4幕の間奏曲/嵐
○「シューフルリ氏はご在宅」序曲
○「山賊たち」序曲
○「バ・タ・クラン」序曲
○「ジュヌヴィエーヴ・ド・ブラバン」序曲/第3幕の間奏曲
○「ドゥニ夫妻」序曲
○「西インド諸島の女」序曲
○「トレビゾンド姫」序曲
○「ファヴァール夫人」序曲
○「チュリパタン島」序曲

○管弦楽:フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
なお、このオケの名称は、
Brandenburgisches Staatsorchester Frankfurt
であり、ブランデンブルク国立管弦楽団と訳されることもある。
https://www.bsof.de/

ブランデンブルク州はドイツ北東部に位置し、東西ドイツ統一の際に誕生した。ベルリンを取り囲むような形(行政上は別の州)で東はポーランドに接している。
また、ここでいうフランクフルトはヘッセン州のフランクフルト・アム・マインではなく、ブランデンブルク州の「フランクフルト(オーダー)」または「フランクフルト・アン・デア・オーダー」のこと。

○指揮:ハワード・グリフィス
○録音:2017年6月、2018年8月/カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ・ホール、フランクフルト

「知られざる」というタイトル通り、(私の知る限り)これまで録音のなかった曲目が並んでいる。おそらく、「ドゥニ夫妻」と「チュリパタン島」以外は初録音ではないだろうか。

オッフェンバックの序曲集はある程度のディスクは持っているが、
https://zauberfloete.at.webry.info/201401/article_7.html
最近になってさらに下記2種類の新録音が登場している。

○ダレル・アン=リール国立管弦楽団(NAXOS/2016)
https://zauberfloete.at.webry.info/201803/article_14.html
○ネーメ・ヤルヴィ=スイス・ロマンド管弦楽団(CHANDOS/2015)
https://zauberfloete.at.webry.info/201511/article_7.html

が、個人的には上記にも書いた通り、両盤(特にNAXOS盤)ともあまり感心する出来栄えではなかった。ダレル・アンの演奏は、録音の重心が高いことや、テンポが決まらない点がオッフェンバックの躍動感につながらないこと、ヤルヴィ盤は録音は優れている(今回はSACDで聴いた)もののやはりわくわくするような雰囲気が今一つ、と言う感じではあった。

そして今回聴いた演奏。
聴いていて楽しめるという点では
OFFENBACH CAN CAN Overtures & Ballets/アルメイダ=フィルハーモニアO(PHILIPS/1987)
に匹敵する名演だった。
録音もひじょうに優れており、弦楽器も艶やかで重心も低い。そして何と言ってもオッフェンバック特有の愉悦感/躍動感に満ちている。

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