C管クラリネット

今日の練習(「こうもり」)の時、隣のクラリネット奏者が3本のクラリネットをスタンドに立てていたので、思わずその中で一番管の短い楽器を指して、「それはC管クラリネットですか?」と訊いてしまった。
私自身、C管クラリネットを見たのは今回が初めて。ちょっと持たせてもらったところ、やはりB管に比べてもかなり短いというか小型な感じではあった。実際に音を(単独で)聴かせてもらうことはできなかったが、その方がおっしゃるには、同じクラリネットではあるがB管やA管の表現力に比べるとやや劣るとのこと。

佐伯茂樹氏によれば、C管クラリネットは「軍楽隊」という概念を表現しようとして用いられた
――ベートーヴェン:交響曲第5番第四楽章、ブラームス:交響曲第4番第三楽章、さらに、「軍隊」、「後宮からの誘拐」などは、C管クラリネットがトライアングル、シンバル、バス・ドラム、ピッコロ、トロンボーン、コントラファゴットなどの軍楽隊楽器とともに使用されている
とのことである。

とりあえず、「こうもり」においてC管クラリネットが指定されている曲を調べてみた。
○第一幕 第5曲フィナーレ/ト長調→ハ長調
○第二幕 第11曲フィナーレ バレエの後/ト長調
○第三幕 第12曲間奏曲/ハ長調
いずれの曲もピッコロ、トロンボーンに加え、太鼓/スネアドラム、バス・ドラムが用いられており、上記佐伯氏の指摘とほぼ一致する。
とはいえ、同じ編成の第三幕第16曲フィナーレではB管(後半A管)クラリネットが指定されている。しかし、この曲の場合は、変ロ長調→ニ長調という調性であり、C管よりも相応しいB管、A管が使われたのではないかとも推測される。

話は逸れるが、通常、(ソプラノ以上の)クラリネットはB管、A管、C管、Es管、D管、さらに稀にG管やAs管ということになっているが、モーツァルトがH管クラリネットを指定したことはあまり知られていない。
https://zauberfloete.at.webry.info/201011/article_3.html

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