ユリア・フィッシャー/モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集

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ユリア・フィッシャーが弾くモーツァルト:ヴァイオリン協奏曲全集(Pentatone)、SACD Hybrid盤3枚組にDVDも付いて特価だったことに加え、ジャケットの魅力にも惹かれつい購入してしまった。
収録曲目は下記の通り(/以下はカデンツァ作曲者)
○ヴァイオリン協奏曲第1番変ロ長調 K207
○ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調 K211
○ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K219「トルコ風」
○ヴァイオリン協奏曲第3番ト長調 K216/Ⅰ:ユリア・フィッシャー、Ⅱ:ヤコフ・クライツベルク、Ⅲ:サムフランコ、ユリア・フィッシャー
○ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K218/Ⅰ:ユリア・フィッシャー、Ⅲ:ヨーゼフ・ヨアヒム
○ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調 K261/ユリア・フィッシャー
○ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド 変ロ長調 K269/ユリア・フィッシャー
○ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲変ホ長調 K364
○ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調 K373/ユリア・フィッシャー
○2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調 K190
などが収録されている。これらに「ハフナー」などセレナーデのVnソロ楽章を加えれば完全なヴァイオリン協奏曲全集になると思う。
演奏者等は下記の通り。
○ヴァイオリン:ユリア・フィッシャー
○ヴァイオリン&ヴィオラ:ゴルダン・ニコリッチ
○オーボエ:ハンス・メイヤー(K190)
○チェロ:ヘレ・ヤン・シュテゲンガ(K190)
○チェンバロ:ピーテル=ヤン・ベルダー(K207,K211)
○管弦楽:オランダ室内管弦楽団
○指揮:ヤコフ・クライツベルク
○エグゼクティヴ・プロデューサ:ヨブ・マース
○レコーディング・エンジニア:ユブ・マース、セバスティアン・シュタイン(K190,K373)
○バランス・エンジニア:ジーン・マリー・ガイセン
○エディティング:セバスティアン・シュタイン
○録音:2005.4(K216,K218,K261,K269)、2006.3(K207,K211,K219,K364)、2007.2(K190,K373)/メノナイト教会、ハーレム
ユリア・フィッシャーは下記のような経歴。
1983年、ピアニストの母と数学者の父のもとにミュンヘンで生まれる。4歳からヴァイオリン、ピアノを始め、アウクスブルクのレオポルト・モーツァルト音楽院でリディア・ドゥブロフスカヤに、ミュンヘン音楽大学でアナ・チュマチェンコにヴァイオリンを学ぶ。 1995年のユーディ・メニューイン国際コンクール、1996年の第8回ユーロヴィジョン若手演奏家コンクールなど参加した8つの国際音楽コンクールのすべてで優勝(うち3つはピアノでの受賞)。 2006年7月には23歳の若さでフランクフルト音楽・舞台芸術大学の教授に就任した(ドイツ史上最年少記録)。

二刀流(?)のコンサートの模様は以前観たことがあり、ひじょうに驚いたことを思い出した。
https://zauberfloete.at.webry.info/201401/article_5.html

さて今回の協奏曲集、全曲を通してフィッシャーは艶やかで美しい音色、しなやかで音楽的な歌い回し、そして何より音楽が自然に流れるのが素晴らしい。カデンツァは大半がフィッシャー自身の作で、様式的に違和感もなく、時おり入れられるアインガングも気が利いている。テンポは概してどちらかと言うと速めだがオケも水準以上、録音も美しい。
付録(?)のDVDはリハーサルというよりは通しのセッションの模様で、フィッシャーの見事なボウイングを見ることができる。そして弾いている時の表情が生き生きと輝いており、音楽をする喜びがひしひしと伝わってくる。

私はこれまで若手ヴァイオリニストの中で、バティアシュヴィリ、イブラギモヴァの二人に特に注目していたが、今後はフィッシャーも加えることとしたい。

そして、ここでの指揮者クライツベルク、私も何となくは知っていたが、調べてみたところセミヨン・ビシュコフの実弟で、2011年3月に(51歳)ガンで亡くなられたとのこと。

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