モーツァルト:協奏交響曲~ホルンのための音楽~/バボラーク

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バボラークが吹くモーツァルト:ホルンのための音楽集のCD(2枚組/SUPRAPHON)を購入した。オケ伴奏はバボラーク指揮バボラーク・アンサンブル。曲目等は下記の通り。

○ホルン協奏曲変ホ長調K370b/ヘルマン・ユーリッセン(補完)、ラデク・バボラーク(カデンツァ)
http://www.hermanjeurissen.nl/recordings.html
○アダージョ変ロ長調K580a/ロバート・カワート(補完)、トマシュ・イレ(編曲)
*原曲:クラリネットと3本のバセットホルンのためのアダージョ
○.ロンド 変ホ長調K371/フランツ・バイヤー(補完)、ラデク・バボラーク(カデンツァ)
○ホルン二重奏曲K487/496a
○協奏的断片 ホ長調K494a/ドミニク・ナンス(補完)、ラデク・バボラーク(カデンツァ)
○アンダンティーノ・グラツィオーソ ロ長調/ラデク・バボラーク(編曲)
*原曲:交響曲第19番変ホ長調K132/第2楽章
○プレスト・アッサイ ホ長調K162/ラデク・バボラーク(編曲)
*原曲:交響曲第22番ハ長調K162/第3楽章
○協奏交響曲変ホ長調K297b~フルート、オーボエ、ホルン、ファゴットと管弦楽のための~
ラデク・バボラーク(編曲)、ロバート・D・レヴィン(カデンツァ)
□録音:2018.5,6,7/プラハ

オリジナル編成の協奏交響曲、未完のホルン協奏曲の補完版などが収録されているが、この曲集の最大の聴きものは12曲の二重奏曲。
第1~6曲はバボラークが上、ヴラトコヴィチが下を、
第7~12曲ではヴラトコヴィチが上、バボラークが下を吹いている。
ハウプトマン&クリエール盤(ORFEO/1990)は名演だが移調版だったのに対し
https://zauberfloete.at.webry.info/201405/article_18.html
本録音はオリジナル版。信じられない超高域を見事に吹いている(特に第1曲)。バボラークはもちろん、後半のヴラトコヴィチもそれに劣らぬ名演を聴かせる。バボラークも下で自由に(特に終曲は凄い)しかし節度を持って吹いている。
次にオリジナル編成の協奏交響曲。バボラーク編曲と書かれており、レヴィンの再構築版ではフルート偏重(?)だったバランスを手直ししたとインタビューでは答えている。
そして注目すべきは今回のソリスト。
○フルート:ヴァルター・アウアー/ウィーン・フィル首席
○オーボエ:Prof.クララ・デント/ベルリン放送響首席
https://www.rsb-online.de/orchester/orchestermitglieder/oboen/prof-clara-dent-bognyi/index_ger.html
○ファゴット:ベンツェ・ボガニー/元ミュンヘン・フィル首席、ニュルンベルク音大教授
http://www.benceboganyi.com/biografie.html
超名手でありながら録音の少ない人たちの貴重な演奏。特にクララ・デント(お父さんは元バイエルン国立歌劇場オケ首席サイモン・デント)は初めて聴いたが、硬質で輝かしい音色は古き良きドイツの伝統を感じさせる。

なお、バボラークの使用楽器はディートマール・デュルクD3、ラデク・バボラーク・シグネチャー との表記がある。
https://duerkhorns.de/?id=103&L=1

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