最近読んだ本 2018/9

●「死ねば宇宙の塵芥」曽野綾子、近藤誠著(宝島社新書/2018.8)
近藤氏はがんの放射線治療の専門家。であるにもかかわらず、健康長寿の秘訣は医者に近づかないこと、風邪は薬で長引く、がんの9割は治療で命が縮む、などと説いている。結局、人間は薬や治療に頼らず「自然に」生き、死ぬことが本来の姿なのだろうとあらためて思う。

●「決定版 オーケストラ 楽器別人間学」茂木大輔著(中公文庫/2018.7)
単行本は1996年、文庫本は2002年に出版されているが、今回は第2~4章に大幅に改訂を加えてある。今回新たに加えられた「アマチュア・オーケストラ専門用語集」は大変面白い。

●「これで万全! バロック音楽の教え方」ムジカノーヴァ編(音楽之友社/2018.7)
「ムジカノーヴァ」の「今月の1曲」からバロック作品をまとめたもの。アナリーゼ/演奏・指導法/ソルフェージュ/エチュードという構成。参考になる箇所もあった。

●「ウソばっかり!~人間と遺伝子の本当の話~」竹内久美子著(ワニブックス/2018.7)
竹内女史の最新作。例によって興味深い話満載だが、今回は特に「孫の可愛さにも順位がある」話は面白かった。父方の祖母は孫娘に自分のX染色体の50%の遺伝子を受け継がせることになるが、孫息子の場合には0%とまったく受け継がせることができない一方、母方の祖母は孫の性別に関係なく自分のX染色体の25%を受け継がせることになるという。

●「人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方」五木寛之著(PHP研究所/2018.6)
五木氏の無理をしない自然な生き方のすすめ。人間が本来持っている免疫力/治癒力などを信じて、薬や医者に頼らないというのはやはり一つの見解だと思う。

●「「噛む力」が病気の9割を遠ざける」照山裕子著(宝島社/2018.6)
口と歯の健康が寿命/健康寿命を延ばすという内容はすべて納得。が、著者が考案したという、歯と歯の間や歯と歯肉の境目に強い水圧をかけてうがいする、という うがいの仕方も上手くできれば効果的なのだろうが、ちょっと試したくらいではなかなか上手くいかない。

●「薬に頼らない生き方のすすめ」八名見江子著(本の泉社/2018.5)
著者は薬剤師の方。読む前は薬は身体に悪い、のような内容と思ったのだが、本書の大半が人間の身体の持っている仕組みとその優れた点について詳細に説明されており、ひじょうに勉強になった。薬に頼ることなく、人間の身体が持っている免疫力/回復力などを活かすことが如何に重要かについてあらためて認識させられた。

●「風は西から」村山由佳著(幻冬舎/2018.3)
久しぶりに村山作品を読んだがまた違うタイプ。作品としての水準は別として、このような内容であったら特に村山作品として読む必然性はない。

●「演奏と時代~指揮者篇」吉井亜彦著(春秋社/2017.1)
セル、ライナー、マゼール、アバド、など13人の指揮者の演奏/録音について、その活躍した時代との関係性、意味などの視点から語られる。一つの章くらいのページ数を持つ「はじめに」および、各章の中にたびたび述べられる社会の中における音楽の意味、その関わり方などについての著者の主張は興味深い。

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