タイユ

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再来週のコンサートで演奏するバッハのカンタータ第6番、第56番、第186番はいずれもオーボエ属の楽器が3本使われるのだが、オーボエ2本に加え、3番目の楽器として第6番ではオーボエ・ダ・カッチャ、第56、186番では、Taille(タイユ)とスコアには書かれている(いずれもハ音記号で記譜)。
オーボエ・ダ・カッチャはテノール・オーボエの一種(F管)で、動物の角のようにカーヴした管に大きく広がったベルがついており、その外観からイタリア語で「狩りのオーボエ」を意味する名前がついたという。
http://go-arai.com/archives/514
その後、オーボエ・ダ・カッチャの本体に洋梨形のベルを付けた新しい楽器が作られ、次第にカーヴがゆるやかになり、19世紀後半頃に現在のようにまっすぐの形になったらしい。現在はコーラングレ、またはイングリッシュ・ホルンと呼ばれている。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AC

さて、「タイユ」とはフランス語でテノールの音域を示す言葉。英語版Wikipediaでは、タイユはアルト・オーボエとも呼ばれるF管のバロック・テノール・オーボエであり、まっすぐなボディとベル、2鍵を持っているとのこと。
https://en.wikipedia.org/wiki/Taille_(instrument)

通常のオーボエより5度低い(F管)という意味では、形態は異なるがオーボエ・ダ・カッチャと同じ音域をカバーしている楽器ということになり、バッハのカンタータにおいては、ヴィオラ・パートを補強する場合に用いられると説明されている。
なお、現代楽器で演奏する場合、どちらのパートもコーラングレで演奏される。

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