モーツァルト:ピアノ協奏曲第27番/内田光子、ラトル=BPh

内田光子が弾くモーツァルト:ピアノ協奏曲第27番を観た(ベルリン・フィル デジタル・コンサートホール)。2017年10月7日フィルハーモニーでの収録、指揮はラトル。
超名演だった上に、この曲が名曲であるということをあらためて認識させられることとなった。もちろん、この曲が優れたピアノ協奏曲であることは知ってはいたが、今回のような演奏は初めて聴いたと言ってもいい。
何より驚いたのは、木管の座る位置。左手に1stヴァイオリン、右手にヴィオラ、その間にFl(デュフォー)、1stOb(マイヤー)、2ndOb(ハルトマン)が座っており(ということで最前列は7人)、木管2列目にファゴット2人(シュヴァイゲルト、ヴァイドマン)。3列目にホルン2人(クーパー、サラ)という並び方で、2ndヴァイオリンとチェロの1プルトが2列目くらいに後ろ寄りに位置し、木管ホルン群を取り囲むような形で座っている。

この並び方のせいなのか、マイクの位置によるものなのか、とにかく今回の演奏は木管(特にファゴット)の音がひじょうによく聴こえたため、これまで埋もれていた音符もはっきり聴き取れることとなった。
あらためてスコアを見直してみたが、木管群とピアノの対話、弦と管のコントラスト、トゥッティにおける役割分担など、モーツァルトの巧みなオーケストレーションが隅々まで施されており、単なる伸ばしの音一つにしても重要な役割を担っていることがわかる。
内田の見事なピアノに加え、ベルリン・フィルの名手たちによる演奏だからこそ そのようなことが感じられたのだろう。特にファゴットのシュヴァイゲルトはほれぼれするような素晴らしい音色/演奏だった。
内田のピアノは完璧な美しさだったが、特に第二楽章でのきわめてセンスの良い装飾、それに応えるデュフォーの装飾センスも極上だった。

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