「ハフナー」・「悲愴」/ペトレンコ=ベルリン・フィル

ベルリン・フィル デジタル・コンサートホールを観た。ペトレンコ指揮、2017年3月23日ベルリン・フィルハーモニーでの演奏。
まず、モーツァルト:「ハフナー」交響曲。弦の人数をかなり減らしているせいなのか、マイクのセッティングのせいなのか、クラリネット含め管楽器の音がよく聴こえる風通しの良いオケの音。が、普通よくあるインテンポで通す演奏とは異なり、G.P.の後、わずかにさらに間を空けたり、短調では音色/呼吸を一変させたり、弱音をかなり活かし、クレッシェンドの前はかなり小さく始めたりとなかなか指示が細かい。
第三楽章でもトリオ、ダ・カーポの前に大きな休止を挟んだり、トリオでは装飾音符の演奏もやや変わっており、時折管楽器の二・三拍目を強調したりする。アタッカで終楽章に入ってもプレストで突っ走ることもなく、時折句読点を入れたりする。終了直前のヴァイオリンの装飾音の強調もユニークだった。
オケはコンマス:樫本、トップサイド:バルグレイ、ヴィオラ:グロス、木管はパユ、エキストラ(バイエルン国立歌劇場Oの人らしい)、フックス、ダミアーノ、ホルン:ドール。なおティンパニのゼーガースが第三楽章冒頭のトリルを叩く際、バチをスネアドラムのような持ち方で持っていたのは珍しい。

「悲愴」の方は、緩急や強弱の付け方が自然かつドラマティク、オケの煽り方やクライマックスへの持って行き方などが見事に呼吸に合致していて圧倒的に見事な演出だったと思う。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

pfaelzerwein
2017年12月26日 20:19
モーツァルトの交響曲の「間と句読点」に関しては先日ブロムシュテットも言及していましたが、彼の打の癖のためかミュンヘンでは全く上手く行ってませんでした。
2017年12月26日 21:31
pfaelzerweinさま
いつもコメントありがとうございます。ペトレンコのベートーヴェンもぜひ聴いてみたいと思っています。

この記事へのトラックバック