秋の演奏会(その3)終了

この秋3回目の演奏会を終えた(11/26)。バッハのカンタータ全曲演奏を目指している団体で、曲目は下記の通り。
○バッハ:カンタータ第98番「神の御業はすべて善し」BWV98
○バッハ:カンタータ第190番「主に向かって新しき歌をうたえ」BWV190
○バッハ:マニフィカト変ホ長調BWV243a
今回の指揮者は初めての若い方。いつもの指揮者の方とアプローチはやや異なるものの、本質的なところでは共通するものも感じられた。この団体での演奏会も今回で7回目。ようやく最近になってバッハや通奏低音の演奏の仕方が少し分かってきたように思う。
鈴木秀美氏が書かれていたように、通奏低音は周りのさまざまなことに気を配りながら折り合いを付けていくことが必要となる。
https://bblog.sso.biglobe.ne.jp/ap/tool/newscaredisplay.do
合唱と一緒の曲などはそれほど神経質にならなくても何とかなるものの、難しいのは声楽ソロ+オブリガート楽器+通奏低音のような曲。今回で言えば、98番の第3曲。
https://www.youtube.com/watch?v=8kCEzPjf2bw
ソプラノ・ソロ、およびオーボエのオブリガートに加え、今回はオルガン、チェロ、ファゴットで通奏低音を受け持った。歌やオーボエに付ける、と一言で表現しても、フレージング、息継ぎや微妙にルバートする箇所、ダイナミクス/バランスなどさまざまな要素を同時に処理する必要がある訳で、かつ自分の音符をちゃんと演奏するというのはひじょうに難しい。が、面白いと言うかやりがいがあるのも事実で、オケの曲や室内楽などでは得られないスリルと達成感を味わうことができる。今回は2~3箇所不十分なところはあったが一応の演奏はできたのではないかと思っている。どのような水準だったのか録音を聴いて反省したい。
それにしても、
Hört, ihr Augen, auf zu weinen!
Trag ich doch
Mit Geduld mein schweres Joch.
目よ、泣くのをお止め!
私は担って行くのだから、
忍耐づよく、重いくびきを。

で始まるこのソプラノのアリア、
ソプラノの美しさも際立っているが、それ以上に忘れられないのがオブリガートのオーボエ。数ある録音の中でもパッシンの演奏はとびきり美しい。このような演奏を聴いてしまうと、古楽器による演奏はどうしてももの足りないと感じるのは私だけだろうか。

今年の演奏活動も今回の演奏会でひとまず終了。昨年は「トスカ」や私生活面で超忙しい12月だったが、今年はほとんど予定がないのでのんびりできそうである。

*なお、パッシンの演奏は下記の演奏の35:07あたりから聴くことができる。
https://www.youtube.com/watch?v=XTyWjxwICtQ

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